RMJ誌2001年4月号:3トラック・シェイの解説
シェイというのは、普通の蒸気機関車とは異なり、内燃機関のようにシリンダーを縦に2、3個並べてクランクシャフトを回し、それをプロペラシャフトで前後に伝えて、ベベルギアで2軸台車の車輪を回すという、風変わりな構造をしています。このため急曲線、急勾配に強く、各地の森林鉄道に使われました。スタンダード・ゲージ用もありましたが、どちらかといえばナローの方が多かった様です。
また同製品のパフォーマンス・テストにも2ページが割かれていて、“A Live-Steam Shay in HO Scale?”などと戯けた賞賛の言葉も添えられています。トレイン誌3月号の紹介と軌を一にする評価だと思います。
なお、UPファン向けにはワイオミング・ディビジョンというレイアウト紹介があって、ビッグ・ボーイからE8ディーゼル機などが活躍する姿が垂涎の的でしょう。SPファンにはFMトレイン・マスターのディテール・パーツ案内、1940年代派にはエマージェンシー・コンポジット・50トン・ホッパーなど、どちらかというとモデリングのための実物解説に重きを置いた誌面構成となっています。
キットバッシュ・ファンにとっての注目は、Railroad Prototype Modelers Meetに出品された作品の数々です。NSのSD60、UPのU33C、BNのSD40など、私なども「なかなかやるわい」と舌打ちしながら眼鏡を外し、写真を眺め回しております。
この雑誌を立ち読みされたい方は、RMJ誌のサイトにおいでください。既に7月号が出ていますけど、旧号は「PAST ISSUES」にあります。なお、最初のページの「ENTER」ボタンは、上ではなく、下のものをクリックしてください。定期購読の申し込みや、バックナンバーの注文シートもあります。
【追記】その後サイトが移動し、雑誌自体は2008年2月号で廃刊となりました。2010-11-23
【追記2】驚くべきことに、この雑誌の旧号が全て見えるようになりました。TrainLifeというサイトで、ここで紹介しているシェイのページもあります。2011-03-21
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