RMC誌6月号:OWSとバウザー社の広告
一つはザ・オリジナル・ホイッスル・ストップという模型店のもので、なんと表紙裏のページ全面に「ハーフ・センチェリー」、すなわち創業50周年記念として6月16、17日の土日にイベントをやると案内を出しています。
文面からうかがう限り、実演やファン活動、それにメーカーが出展するというトレイン・ショーに似た趣向の様です。
この店はロサンゼルス郊外のパサディナにあるアメリカでも有数のモデルショップで、日本でもトレイン誌1986年3月号に紹介されていますから、実際に訪問された方も多いことでしょう。
ウェブ・ページ を覗きましたら特別なバナーが出ていて、これをクリックすると、RMC誌の広告のままのページが現われました。また店の歴史ページも追加されていて、こちらは写真付の詳細な編集です。
イベントに出掛けられない者に対するアピールはないかと探すと、50年記念塗装を施したアサーンのPS-1、40フィートボックスカーが9.50ドル、それに記念かどうかは判らないけれど、SPファンの会(the Southern Pacific Historical and Technical Society)監修のSP用柱時計(Bradley Woodworks brings back the Southern Pacific Standard Short Box Regulator Station Clock)と、GMが試作して最後にUPが買い取った“Train of Tomorrow”のHOモデルでグレーのデモ塗装時代がありました。
この店は私も数回、通販で利用したことがあります。
記念モデルを入手。値札は10.00ドル。2016-06-26
もう一つはバウザー社の、これも1頁大の広告です。同社の製品はウォルサーズ社が扱っているとはいうもののクダンのカタログには掲載されていませんから、唯一、RMC誌の広告は貴重なものとなっています。
で、今回のアナウンスは、昔から出しているダイキャスト製のインタアーバンとストリートカーですが、どうも動力装置が新しくなったようです。床板上にカンモーターを置いて、ユニバーサルジョイントで台車に回転力を伝える方式となりました。モーターは見たところ、小電流仕様ではなさそうだし、フライホィールも無いので、余りスムーズに動くとは思えないのですが、現物はどうなんでしょう。これについて広告には「トロリーファンのクラブ、トロリービルが発行した会報の報告を見よ」とあります。
種類は自社の旧製品用やバックマン用などが用意されています。
ところで同社の製品にはロードレーラーやPRRカブースなど、最近のプラスチック射出成形で優れたものもある一方で、元バーニィのエアロ・トレインや、ダイキャストのドックサイドなど、古き良きアメリカのモデルを今に伝える歴史的アイテムが目白押しです。というのも社主のイングリッシュ氏が、廃業したメーカーの金型を次々と引き取って、延々と売るという商売をしているからです。
そんな訳で、他では得難いものばかりですので、欲しくなったら我慢できなくなる恐れはあります。そんな病原菌に冒されても構わないという方は、ぜひカタログを取り寄せてみてください。 同社ホームページ上では判りにくいのですが、最下段の“Bowser HO Reference Manual”がそれです。取り寄せは、クレジット・カードを使っての直接注文が一番簡単です。一部の品物が品切れの場合もありましたが、私も何度か利用しています。
NもOも、またSもあります。なお、ダイキャスト製品のバリには呆れないでいただきますよう、呉々もお願いしておきます。
【追記】このところ両者とも、注文することが途絶えていますので、よく判りません。バウザーは、紙のカタログ発行を止めた可能性があります。2010-11-24
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