MRG誌2001年5月号:日本でウケそうな凸電
back issue Vol.11 May 24, 2001, re-edited Nov. 24, 2010, Jan.30, 2016
モデル・レールローディングModel Railroading誌の名は、単純に略せば“MR”と、先行誌と一緒になってしまいますので“MRG”が通称となっています。
隔月発行ということもあってRMJ誌以上にマイナーではあるものの、コンテナ輸送などのインターモーダル関係に強いので、現代をモチーフとされている方々には絶対に外せない雑誌でしょう。
特に過去の記事から選りすぐったIntermodal Modeler's Guideの第1巻と第2巻が必携本です。購読予約や注文は同誌のサイトです。【画像はクリックで拡大します】
昨日届いた5月号でコンテナ関係は、HYUNDAIとHANJINの解説でした。私はコンテナもBN Americaしか興味が無いので読み飛ばしましたけれど、こういう記事を泣いて喜ばれる向きもあることでしょう。
さらに“Southernazed Atlas GP38”などというキットバッシュ、GP40の実物解説8回目、ReadingのGP35 ph1パーツガイド、パソコンで作る道路標識、ポータブル牽引力測定器などが続きます。
さて、この号でヒネクレ者の私の目に適ったアイテムは新製品紹介のゲテモノです。フリーランス気味ですが、日本型のファンにもウケけるのではないかと思います。
それはGEのSteeple Cab電気機関車、いわゆる凸電です。下回りにBBのバックマン製GE 44トン・ディーゼル機を利用するという車体キットがCannon-ball Car Shop(C/O Model Railroad Warehouse, Box 411, Roanoke, IN 46783)というメーカーから22.95ドルで発売となりました。
写真が小さいので定かには分かりませんが、日本鉄道自動車タイプに似ていなくもありません。しかし、サイドの窓上辺がアーチ形でクラシックな雰囲気です。
トレイン誌のArt of Brass第1巻をお持ちの方は、p47の品番F110Bが正にこのスタイルで、RMC誌を出しているカーステンズ出版のTraction Planbookなどで確認して、40トン・タイプと推定しました。
“light tan plasticのキャスト”とありますから、材質はウレタンですかね。輸入されても大した値段にはならないはずで、クラブの競作か何かの題材になりそうな気がします。
この手の電機に目の無い方がおられましたよね。
【追記】本誌も残念ながら、2006年に廃刊となってしまいました。なお、この凸電に関しては、"Interurban Electric Locomotives from General Electric "という冊子に、GE/Alcoで、1906-13年に55両製造などと、詳しく解説されています。
ちなみに次は Baldwin-Westinghouse編です(2016-01-30追加)。
また、Cannon-ball Car Shop(サイト消滅)では現在、側窓の上辺が直線となったタイプを売っています。2010-11-24
【追記】MRG誌の旧号が中身まで公開されています。TrainLifeをご覧ください。2011-03-21
| 固定リンク
「メディア情報」カテゴリの記事
- とれいん誌2018年7月号 砂焼き小屋と芦屋変電所(2018.06.22)
- RMC誌2011年4月号にスクラッチ記事(2011.03.25)
- MR誌2018年1月号を手に取って(2018.01.18)
- ポーラー・エクスプレス(2005.03.07)
- RMJ誌03年4月号 SD60シリーズは今が旬だが(2005.02.08)
コメント