MR誌2001年7月号に天賞堂レイアウトが登場
東京ディズニーランド前に開業したショッピング・モール、イクスピアリの天賞堂HBf店に計画されたレイアウトに、アメリカからワザワザ出向いて指揮を執ったボブ・ハイデン氏のリポートです。撮影者名が“Kentaro Hirai”となっていて、また使われている写真は、ほとんどがトレイン誌2000年7、8月号と同じものでした。なおこの記事について、ニフティの外国型会議室で川添敬さんがチラリと触れておられます。
新製品情報の方は、ライフライク社の広告にBL2再発売の予告があるくらいです。この型式はGM/EMDが支線=Branch Line用として開発した特異なスタイルのBBディーゼル機で、発売されるスキームはC&O、WM、MoPac、RI、B&A、B&Mです。
http://www.lifelikeproducts.com/proto/bl2.htm
ところで、毎号注目している“Ask Paint Shop”のページは、少し趣向が変わって、製品の塗料を剥離する話が載っていました。
ライフライク社プロト2000ブランドのGP18やGP9、E8を、メーカーに教えられた91%のイソプロピル・アルコールで“、一体で剥がす”ことができたとあります。
日本ではプラスチック塗料用シンナーが一般的に使われ、私もGP18で用いましたけれど、あちらでは手に入らないのかも知れません。また、“溶ける”のではなく、“剥がれる”というのですから扱いが楽で、またアルコールということで毒性の上でも安心ですから、覚えておいて損にはならない方法だと思います。
これ以外には、L&N のU28C詳細図面付の解説、レイアウトが2題、プロダクト・レビューに新アキュメイト・カプラーと、ウォルサーズ社スペリー・レール探傷車などがあります。
■本誌6月9日号で“Morison Knudsen”社のことを“モリソン・ヌードセン”とカタカナ標記したところ、鈴木俊一氏から「現地ではカヌッセンと発音するようだ」とメールをいただきました。
この辺りは外国のことを話題にする場合に大変難しい問題ですね。正確さを期すなら英字標記にすべきでしょうが、それでは読み辛いものとなってしまいます。さりとて、現地の発音を忠実に書き表そうと思っても、ネイティブなアメリカ人の友人を持っていませんからサンプリングもままならず、また聞けたところで喋り方や聞き方によって百人百様のカタカナを使うこととなるでしょう。
造語である“Acera”が良い例で、「アセラ」だ、いや「アーセラ」だろう、HPでは「アーセラー」と聞こえるなどと百家争鳴です。たった今、テレビでケイン・コスギが「トゥエニィ・ワン」と喋ったように聞こえましたが、日本では少なくとも「トゥエンティ・ワン」としなければ理解されないという面もあります。
そこで私は、正しい発音よりも、読者が理解する上で不要な負担を掛けないことを旨とし、日本で一般的に使われている表し方を踏襲することとしています。具体的には「朝日新聞社の用語の手引き」を参考として、あとは雑誌などの刊行物の前例に倣っています。
例えば“ヌードセン”はトレイン誌1996年5月号p131に用例がありますし、 また“Boise”は地名に因むことが明白ですから平凡社版世界地図の“ボイシ”に拠りました。つまり、日本で通じるカタカナを目指すという方針です。“Acera”も大勢が固まればそれに合わせるつもりです。
もちろん、発音自体が話題となるときは別ですから、どんどん御発言をお寄せいただきたいと存じます。
“ギョエテとは俺のことかとゲーテ問い”
| 固定リンク
「メディア情報」カテゴリの記事
- とれいん誌2018年7月号 砂焼き小屋と芦屋変電所(2018.06.22)
- RMC誌2011年4月号にスクラッチ記事(2011.03.25)
- MR誌2018年1月号を手に取って(2018.01.18)
- ポーラー・エクスプレス(2005.03.07)
- RMJ誌03年4月号 SD60シリーズは今が旬だが(2005.02.08)
コメント