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2004/03/09

トラクション関係の図面集は

back issue Vol.29 June 17, 2001, re-edited on Nov. 26, 2010

 BBS掲示板で澤村氏と小川氏の、お二人だけで異様に盛り上がっておられるのは、アメリカ型のストリートカーやインタアーバンの電気鉄道に関する話題なんですけれど、この方面に関心を持たれる方々にとって、最初に直面する壁は資料の少なさということの様です。【画像はクリックで拡大します】
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  電車というと、日本でも各社毎に独特のスタイルを持っていますから、いわんや自主独立性に富むアメリカのことですから、鉄道によってテンデンバラバラ、全く訳がわからず、魅力ある車両をコレクションしたいと思っても、闇雲に集めざるを得ないような印象があります。

 そんなわけで、“極めよう”と思えば、イリノイ・ターミナルなり、パシフィック・エレクトリックなりの、鉄道それぞれをテーマにした本を買うのが早道なんでしょうが、得てしてこういう本は値が張りますし、西山洋書に並んでいるものを片っ端から立ち読みしているだけでは理解できない面もあります。

そんな中に、カルムバック社のサイクロペディア、すなわち蒸機とディーゼル機の詳細図面集に相当する本がありますので、3冊をご紹介しておきましょう。いずれも少し古い本で、私もセコハンで入手しています。

Traction Guidebook for Model Railroaders
 MR誌を出しているカルムバック社の発行で、実物鉄道の紹介3編、モデル・レイアウト3編、実物やモデルでの構造などに加えて、21枚の詳細図面が付いています。多分、古いMRからの抜粋だろうと思います。本誌5月24日号で言及したGE凸電は、見落としていましたが、この本のp96に図面がありました。

Traction Planbook, New Second Edition
 RMC誌を発行するカーステンズ出版の本です。こちらは100頁の全編が、車両の図面と写真だらけですけれど、モデル用に描いたものではなくて実物の型式図などを集めたものの様です。なお“Traction Planbook and Photo Album”なる本もありますが、発展してこの本に再編されました。

Electric Locomotive Plan and Photo Book
 この本に目次がないので簡単には全容を掴みにくいのですが、図面と写真を一枚ずつ見ていくと、GNやPRR、NYCなどの大鉄道の電気機関車27型式が網羅されていて、とんでも無い本であることが判ります。
  出版社がN.J. International Inc.とありますから、クマタ貿易と組み、この手のブラスモデルを盛んに世に送り出したカスタム・ブラスと関係のある会社で、これもその辺りを意図した本だと思います。

 なお、TMSの“トラクション・ブック”は、前2者を意識した題名であることが明白です。日本語で書いてあるPE解説という点で大変貴重でしょう。
 またモデル製品については、TMSでは1972年11月号に河村かずふさという方がツボミ製などのコレクションを披露されています。クマタ製品については、何度も書きますが、トレイン誌のアート・オブ・ブラス第1巻が欠かせません。

 以上、どれも直ぐに手に入るという本ではありませんが、“求めよ、さらば与えられん”という言葉は真理ですから、あきらめずに探されることをお奨めします。

 ところで、読者の皆さんは「お前は、これだけの本を集めて、どんなモデリングに発展したんだ」と問いたくなられていると想像します。
 白状しておきますと、結論としてノース・ショアが、車体の長さが短いことと精悍な面構えから、面白そうだと判断しました。それで、本を2冊にモデルも中古3両を入手するところまでは進みました。しかし、赤と緑のカラーリングがどうも好きになれず、そのままとなっています。色はサウス・ショアの方が気に入っているのですが、屋根の深さとボディの長さが不満で、どちらもイマ一つ、のめり込めません。
 というわけで、ここ数年、トラクションでは平和な日々を送っております。

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