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2004/04/10

アサーン製AC4400CW塗装済の加工(2)

back issue Vol.40 Aug. 10, 2001, re-edited Nov. 27, 2010

A model-kitbashing 3 CSX AC4400CW locomotives bollowed by BN in 1995, part 2

 本誌6月3日号でお伝えしましたように、アサーン社AC4400CWのCSX塗装済キットを弄り始めたのですが、いろいろな突発事情で公私共に忙しくなり、丸1ヶ月も中断してしまいました。それが先週ぐらいから再開することができました。

 この状態で、手を入れた個所をざっと説明しますと、まずハンドレールを一段細い0.4mmリン青銅線で曲げ直しました。スタンションはキットに入っていた鉄製のままです。ただし、フロント部分4本の植え込み方法がL型ではなく垂直型ですので、取り付け穴を開け直し、スタンションを真っ直ぐに伸ばして使っています。ハンドレールとスタンションの固定はハンダ付けとしました。

 グラブ・アイアンで、5mm幅ドロップ・タイプの位置はキットに予め窪みが設けられていますので、ここに0.5mmドリルで孔を開けてディテール・アソシエーツ#2202を差込んでいます。それ以外は0.3mm線材から曲げました。

 またCSX機では、ボンネットのフロント部正面、向かって右側に3mm幅のドロップ・タイプが存在するので新設していますが、取付ボルト部分は省略しています。また、ロングフード・エンド(機関室端面)の向かって右側の5mm幅は実機にありませんので、取付部のモールドをナイフで削ぎ落としました。こちらは塗装をタッチアップしても完全には跡を消せ切れないのは覚悟の上です。

 ところで、孔の位置決めで特に難しいのはボンネット上面です。モールドの裏側にガイドとなる窪みが設けられているものの、RMM誌98年10月号に佐々木也寸志氏が「正しくない」と書かれています。それで私は、キットと図面から割り出した寸法を方眼紙の上に展開図として描いて、それをボディの上にテープで固定して孔明け位置を針で突つきました。

 カプラー開放テコについては、OMIのパーツ#9152を取り寄せてみたものの、形がまったく異っていたことから、0.3mmリン青銅線より自作しました。ただ、寸法合わせが難しかったので写真の通り、左右と中央の3分割で構成しています。“テコ受け”は面倒とばかり、省略しました。

 MUケーブルはディテールズ・ウエスト社の#236で、そのままパイロット端板上へ取り付けると奥まってしまう様なので、厚さ1.5mm×幅2mmのベースに一旦固定して、色差し後にボディへ接着する手筈としています。このパーツにはダミーの連結栓も含まれていて、まさにこの時代のGE機用に売り出された製品だと思います。

 デッチライトのベースはディテールズ・ウエスト社の#243が、取付足の強度が心許なかったので、「コ」の字形に曲げた線材をアンチクライマーに差し込み、その上にベースを接着しています。なお、写真には写っていませんが、ベースの上に別塗装した電球ケースを接着する形となっていて、この中に入る電球は点灯式となっているものの、今回はディテールとしてだけ使うつもりです。

 ところで、ウォークウェイ(デッキ)上面をパテ修正していることを写真でお解かりいただけると思いますが、この部分にモールドの大きなヒケがあって、埋めざるをえなかったものです。この上面の色がキットではブルーとなっているのに対して、実物では、塗り分けの手間を考えれば、黒になっているのではないかと私は思っています。ロングフード周りのウォークウェイはキットのブルーのままで正解でしょう。

 さて、コンベンションまでの1週間で、各パーツを塗装して取り付け、また各所を仕上げる作業が残っています。青、黄、灰色の“代用塗料”は、なんとか近い色のスプレー缶を見つけました。一番気になるのはボンネット上の塗り分け線の乱れでしょうか。正面窓でプラスチック製品特有の肉厚を見せない仕上げ方も課題です。そんなわけで、本メールマガジン発行の滞りが今しばらく続きますが、よろしくご了承いただきたく、お願い申し上げます。

 この記事の連載は、第1回第3回です。

代用塗料については、さっそくにも長濱慎、柴田貴司の両氏にご登録いただき、まことに有難うございました。私も、このCSX機の結果が出ましたら、登録するつもりです。皆様に置かれましてもご経験を御開陳いただきますよう、重ねてお願い申し上げます。サイトは http://hpcgi2.nifty.com/kkworks/coldbply.cgi です。(その後、 http:// kkworks.hoops.ne.jp/ に変更しました)【現時点では、pdfファイルです】

【追記】その後,鉄道模型情報室で再構築中です.

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