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2004/04/02

RMC誌01年7月号 難素材接着剤クールケム

back issue Vol.32 June 30, 2001, re-edited on Nov. 27, 2010

Img824b  近着のレールロード・モデル・クラフツマンRMC誌2001年7月号で、私が一番に注目した記事は、“シアノポキシ”社?の“クールケム”という接着剤の試用記です。

 アトラス社GP40の台車枠にロストワックスのスピードレコーダーを付けた例が出ていますから、難接着性材料に効く類の様です。
 取りあえず、写真のキャプションだけをザッと眺めたところですが、さらにOCRと翻訳ソフトの助けを借りて詳しく読んでみたいと思っています。
【画像はクリックで拡大】

Img825b  確か、同様の製品を日本でもしばらく前のRMM誌かで紹介されたことがありました。

 さて新製品の方での白眉は、レールワークス社のエアロトレインでしょう。18頁に広告があります。
 エアロトレインといえば、バーニィによる古い金型のプラスチック製品を今でもバウザー社が発売していることが有名ですが、ブラス製品の方は中々お目に掛かれません。

Img823b  「ブラスモデルのバイブルである“ブラウンブック”には掲載されていないけれど、1987年頃にRWKSから出た」という様な話を3年ほど前に、ニフティで三好隆夫さんらとさせていただいたことがありました。
 それからすれば、今度のは“再発売”ということになりそうです。しかし、14年の歳月が経っていますから、難しい前頭部の製法が昔はプレスで、今度はロストワックス、なんてことになっているのかもしれません。

 広告には実物写真だけが掲載されていて、その辺りも不明とはいうものの、予約だけで捌けてしまう可能性が大きいはずで、関心のある向きは早めに手を打たれた方がよいと思います。PRR、NYC、UPとRIのバージョンが予告されています。

■何度か話題にした、エリエイ出版の「アート・オブ・ブラス」と「グリーン・リバー・リポート」が、今月発売のトレイン誌7月号広告頁に載っていました。10数年も前に出た本なんですけれど、昔と同じ値段で、まだ売れ残っているのですね。

【追記】"The Art of Brass vol.1"は売り切れました。"Green River Report vol.1"は未だあります。

 エアロトレインは、コンコー製が売り出されて、時代が転換してしまいました。

 シアノポキシ、クール・ケムについては、MM誌2002年10月号にも出てきます。
 また、タンジェント・スケール・モデルズのキット組立説明書に、エッチング抜きウォークウエイの取付で推奨しているのを発見しました。普通の瞬間接着剤は温度変化に弱いとあります。
 また入手先は、Mike Rose Hobbiesという模型店が案内されていて、正に記事の筆者名です。そこにシアノポキィの解説がありましたが、現在はCypoxというセットだけが案内されています。2010-11-27

【追記2】デカール・メーカーのマイクロスケール社が同様の接着剤?を売り出した情報を掲示板でお伝えしました。また、セメダインPPXが、ポリエチレン・ポリプロピレン・シリコーンゴム・ポリアセタール・フッ素樹脂に効くと謳っています。2011-06-19

 

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