RMJ誌2001年7月号 ライフライクSD60の加工
先日、同製品を3両も買い込んだ私にとっては正に打ってつけの内容……のはずだったんですが、7月15日号で言及した部分は皆、製品のままとなっていて全く拍子抜けの感じでした。
ただし、車体下面のモーター用ケーブルや、台車の速度計ケーブル、またロングフード寄妻面の番号窓塞ぎ、キャブ屋根上のアンテナなど、UPファンには参考となる事柄がイッパイです。また私は全く気が付かなかったんですが、台車のサイドフレームが厚すぎるとして、トレイン・ステーション・プロダクツのHT-Cに交換されています。ともあれ、こういう記事の登場は、最近の塗装済製品が、モデラーを満足させるに十分なレベルとなってきたということの証左だと思います。
ところで、新製品紹介では2つに注目しました。
1つ目は、AARタイプのスィッチャー用台車枠で、トレイン・ステーション・プロダクツの品物です。軸受がフリクションとローラーベアリングとから選べるのが“売り”だとあります。写真で見る限り、手持ちのアサーン社SW1000のものよりシャープなモールドです。
<う~む、何処かのクラブの課題に影響を与えそうな製品ですね>
2つ目は、“thin plastic sheet with raised safety tread patterns”、いわゆる菱目鋼板を模した薄いプラスチック板というシロモノです。ただし、146×38mmという小さな物が2枚で6.99ドルという値段で、厚さやパターンの細かさ、それに材質は不明です。私自身は必要としないのですけれど、一部のシリアス・モデラーは色めき立たれることでしょう。もちろん、事と次第によっては、日本型ファンにも有益な素材です。
ここで、きれいに貼り付けるために接着剤が問題となりますが、スチロール樹脂だったならばエポキシ系というのはどうでしょうか。それも5分間硬化型だと位置決めが間に合わない恐れがありますので、15~30分タイプはいかがでしょうか。
模擬菱目鋼板の発売元は、S&S Hobby Products, P.O. Box 2724, Garden Grove, CA 92842です。
なお、この号の内容は一部、同誌のサイトで紹介【後年廃刊、閉鎖】されています。またRMJ誌を含む模型関係雑誌のポータルサイトもご覧ください。
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