UPファン日記◆貨車についての雑感
back issue Vol.49 Sept. 2, 2001, re-edited Nov. 27, 2010
by Bullmoose稲垣
私の好きな貨車はHK-70-1というバラストホッパーです。1947年製の70トンACF製です。長期にわたり使用されており、“UNION PACIFIC FREIGHT CARS” Metcalfe Publications刊によれば1,000輌製造されたうち932輌が1971年にまだ現役だったそうです。バラストホッパーは砕石だけでなく、石炭輸送に使われており、BIGBOY等のひく石炭列車の中心的存在でした。
【写真は品番480-1582で、eBay出品より引用】
模型としてはMDC/モデルダイキャスティングからHK-70-1そのものが発売されています。大切なのはこれが、他の塗りかえでなくHK-70-1なことです。かなり古い製品ですが印象は悪くないです。私はこれを50輌は買いたいと思っていますが、今のところ20輌くらいで前に進みません。
といいますのは、この製品のUP塗装は3種類発売されていて、WALTHERS番号480-1581 Be Specific……、480-1582 Streamliners、480-1583 MOWがあります。私の集めているのは1582です。ところが現在生産されておらず入手難です。今度生産されたら一気に買うつもりです。
さて、MDCの製品は下まわりにダイキャスト部品が使われており、塗装する必要があります。カタログ等を見ると3種類とも塗装はミネラルレッドとなっています。模型は1581と1583は同じ色、ところが1582だけは全然違う色です。1582はOxide Red さび止め塗料の色に塗られています。
製品の色は絶妙で、黄色のレタリングとあいまって、とてもgoodです。ただ、ホッパーはUPの場合FREIGHT CAR REDに塗られていたことになっており本当のところはどうなんでしょう……ということになっています。
また、アサーンからはUPのHK-50-5に近い140-5426が発売されており、こちらはタスカンになっています。できれば各社模型化の際は考証の出典を示してもらいたいですね。
いずれの製品もフロッキルの同じ名前の色とは合いません。何とかしてよー!!
【写真は品番140-5426で、eBay出品より引用】
最近は貨車のブラス製品が多く発売されるようになりましたね。1輌170~180ドルくらいです。最近私が購入した蒸機は1,600~1,700ドル位が多いですから、蒸機1輌をやめれば10輌貨車が買えるわけです。なかなか魅力的な選択肢ではあります。ただ、ブラス貨車を蒸機がそんなに牽引できるのか疑問はありますが……。
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