HOディーゼル機の新製品希望は
back number Vol.57, Sept. 20, 2001, re-edited on Nov. 27, 2010
このところの新製品ラッシュには凄まじいものがあって、特にディーゼル機では標準型があらかた、発売され尽くしている観があります。それも、我々モデラーのコレクションに耐えるレベルで揃えられるのですから、うれしい限りです。
その中でバックマン社が発表したF40PHは、残されていた数少ない貴重なネタだったと思います。また、ニッチ狙いでアブノーマルな型式が出てくるというのは、各メーカーとも主な形式を出し尽くして、新製品の企画に苦慮していることの現れなのでしょう。
しかし私は、まだまだ売れるメジャーな型式が残っている様な気がしています。もちろん、BNファンというカスケード・グリーンの色眼鏡を掛けてのことですが、今回はそんな予想、というよりも希望を開陳させていただきましょう。
まず私のイチオシは、SD60Mです。
すでにプロト2000で、スタンダード・キャブのSD60が売り出されているとはいうものの、格好がいいのはSD60M、それも2枚窓のフェーズ2です。Nゲージでは過去に出ていて、HOファンは悔しい思いをしている型式です。もちろんバリエーションでフェーズ1も当然、望まれます。両者ともRPPからシェルが発売されていますが、買う気にはなれません。
次は、BNファンのわがままで、やはりSD70MACを挙げておきます。アサーンから出ているSD70Mより車体が長いので、コンバートは苦しいところです。同社が昔、ラインナップの一つとして予告していた様な気もします。SD50の方は、SD60から簡単に改造出来るでしょう。
4軸機の中でGP60は、アサーンにあるものの、車体長がスケールよりも短いはずです。またGP60Mは、RPP製品んのプロポーションが良好ですが、所詮RPPですから論外です。私は4軸機では、EMDのこちらの方がGEの8-40Bシリーズよりも人気があると思います。
作り直して欲しい製品の最右翼は、E8/9です。プロト2000製品は、トレイン誌96年1月号で説明したとおり、スタイル上一番大事なキャブから鼻、スカートにかけての形状が全く駄目ですから、改良を望んでいる方は多いはずです。また、Bユニットも待たれています。
SW1は、ウォルサーズに製品がありますが、走行性能が不出来で、ウォークウェイから下が甘いダイキャストですから、今日レベルが欲しいところです。そして、キュートな超小型機ですから、それが巧く表現できれば“一家に一台”的な買われ方をする様な気がしています。
なお、SD40T-2や、U30C、F45には古いアサーン製品があって、作り直して欲しいとは思うものの、今となってはマニアックな部類になっていると思います。バックマン製があった8-40Cと8-40CWも、一部に熱烈なファンがいますが、同じ類でしょう。
それよりも、CF7のアングルキャブ・バージョンなんかの方が、RPPにありますけど、ゲテた味が何とも言えず、またサンタフェから譲受した鉄道もアムトラックをはじめ、数多いことですから、ウケると思います。
一方で、UPの巨人機群は相変わらずの人気ですから、バックマン製品にあるDDA40Xなんかは現在のレベルの製品が出れば一定の数がサバけるはずです。
また、ガスタービン機が意外と穴ではないでしょうか。スーパー・タービンとスタンダード・タービンは、クセもなく、またバリエーションもありますから、弄る人にも走らせる人にも、売れると思います。
という様なところが私の考えです。皆さんはどんな予想をされているのでしょうか。
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