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2004/06/08

関東の模型店訪問:クマタ、天賞堂、フォムラスなど

back number Vol.58, Sept. 26, 2001, re-edited on Nov. 27, 2010

先週末、久しぶりに東京出張が入って、ついでにモデルショップを巡って来ましたので、感想を披露しておきましょう。

 まず、数年振りに訪れた浜町のクマタはエレベーターを降りたら直ぐにそのまま店の中で、また事務所と同居というのですから全く慌ててしまいました。昔はショーケースの数がもっと多かったという記憶があります。【画像はクリックで拡大します】

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 アメリカ型は近年のプラスチック製品も並んでいましたが、絶対的な数量は少ないようです。ブラスは韓国製品もあり、私はOMIのスプレッダー・ジョルダン車に引き付けられたのですが、BNが保有した形態か否かの判断がつかずに断念しました。
 古いKMT製のオープン・ストリートカーが値札無しで置いてあったものを、つい尋ねたら、「売り物ではないのだけれど……」とのコメントと共に示された価格がリーズナブルだったので、「ください」と応えてしまいました。

 銀座の天賞堂では、まず、中2階通路のショーケースを占拠していたUSAトレインズ社の45mmゲージ製品群に度肝を抜かれています。SD40-2やGP7、それにボックスカーが、アサーンをそのまま大きくした形で陳列してあるのですから、迫力満点です。LGBと一緒に走らせられるとは言うものの、自宅での展示や保管にも悩みますし、一体、どういう方が購入されるのか、知りたいところです。BNSF色のカブースがありましたけれど、実物が本当に存在するのでしょうか。

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 4階のエバーグリーンの方も3年ぶりぐらいだと思います。展示スペースが広がって、客が溢れ返っているのに唸りました。品物もプラスチック、ブラス共に数倍ほどに増えていて、ケースに入り切らないほどです。特にカトー製品の出物が多い様に感じました。金曜日の18時過ぎですから皆さん、勤め帰りでしょうか。これだったら、毎週通う連中もいることでしょう。

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 翌日訪問した、蒲田のフォムラスは初めてでしたが、京浜急行の駅から、予めコピーしていった地図を頼りに容易に辿り着けました。ビル3階の入り口のペインティングや、ガラスケースのユッタリとした展示は、余所でお目にかかれない上品さですし、古い日本製のブラス群も全て再調整がなされているようで、購入者の満足度は高いことだろうと思います。特に磨き上げられたC&OのH8とJ3aは、目が眩むばかりでした。


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 なお、電車はサイダムなどの多数のブラスに加えて、ウォルサーズ社の古いノース・ショアのシリーズが未塗装状態で展示されていましたが、こちらは売り物ではなかった様です。RS3など、数両が並んでいたダイキャスト・ボディは、かのホビィタウン・オブ・ボストン製品だと思います。

 横浜の篠原模型店も初めてで、予め地図を用意できなかったので電話で問い合わせると、鉄道模型は根岸線関内駅近くの伊勢佐木町店だけとのことでした。教えられた松坂屋と有隣堂(本屋?)の周りを行ったり来たりして、なんとか角の2階の窓ガラスにその名を発見して辿り着きましたけれど、世界的なブランドの割には狭く、抱いていた進駐軍相手というイメージは微塵もありません。完全に日本型が主で、アメリカ物では1両だけ、塗装の素晴らしいBNバイセンテニュアル色のSD40-2が浮いているように感じました。

 この後、稲見製作所を訪問しましたけれど、こちらには残念ながらアメリカ型の役に立ちそうなものは無い様です。行きは横浜駅から市バスで30分ほど、帰りはタクシーを拾って新横浜駅まで1,380円でした。

 というわけで、大した獲物はありませんでしたが、目の肥やしはなった上京でした。“工作の秋”に向けての活力になればよいのですけれど……。

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