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2004/06/09

RMC誌2001年10月号 OMIブラスの珍車新製品

back number Vol.59, Sept. 28, 2001, re-edited on Nov. 27, 2010

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 先日届いたレールロード・モデル・クラフツマンの10月号で、私が目を見張ったのはもちろん、裏表紙のOMI広告でした。何が出ているのかといえば、BNのスノードーザー、すなわち構内用の雪掻き車で、わずかに傾いた正面2枚窓に近代的な雰囲気を漂わせた972510です。
 GN時代のX7300というナンバーを付けている姿が、同社の新HP の“What's New”のページにあります。【画像はクリックで拡大します】

 Maintenance of Way、MOWと呼ばれることの多い事業用車の中でも除雪車は構造的に千差万別ですから、趣味的には大変面白い車です。ただし、その複雑怪奇さが仇となって自作は極めて困難ですから、こうしてメーカーが製品を出してくれれば、少し位高くても買った方が得といえます。

 OMI社は今までにもこういう類いを積極的に製品化していますので、私もBNに拘って買い集めつつあります。
 木造スノードーザー(元GNのX1680)、フロントキャブ・ジョルダン(元GNのX1712)、それにスノーフライヤー(元GNのX1500)といったところです。
 また、プラスチック製品では、ウォルサーズ社が発売しているものの中で、ラッセル車とジョルダン車がBNに適合します。

 というわけで、私はこのスノードーザーをもちろん予約中で、後はロータリーの発売を待っているという状態です。

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 ところで、OMI社ではp15の広告にも面白い車種が出ています。UPのダイナミックブレーキ試験車というもので、フラットカーにEMDディーゼル機のロングフードを載せているという形です。車番は「UPP403」、ファンやグリルの感じからするとSD40かSD45辺りからの流用の様で、私がUPファンだったら、当の昔にデッチ上げているはずの“美味しい”ネタなんですけれど、今までに作品はおろか実物写真にもお目に掛かっていません。この車の正体をご存知の方の御助言をお待ちしています。

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 また、ニュー・プロダクツのp10にもOMIの珍車が紹介されています。AAR軌道試験車だという2両連結の所謂、レールバスです。紹介にはこれ以上のコメントがないので、この車両の成り立ちも、ここの“AAR”の意味もわかりません。

 これと同じような車がCB&Qの写真集にあって、BNが引き継いだのか否かが私の関心事なんですけれど、1941年製造というのですから、1970年に生き残っているというのは難しいところだと思っています。

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 さて、「こういう種類のモデルまで未だ未だ手が回らない」とおっしゃる方も多いことでしょうが、喉から手が出るほど欲しいと思っておられる有名どころの蒸機や客車は頻繁に発売されますから、今買わなくても将来、手に入れることはそれほど難しいことではないのではありませんか?  逆に、この手の車はメーカーの全くの“気まぐれ”で作られますから、このチャンスを逃すと一生後悔される様なことが……。

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