アサーン貨車のカプラー高さは奥が深い
back issue Vol.73 Nov. 3, 2001, re-edited on Nov. 27, 2010
アサーン社から発売されている貨車の中で、古くからの製品にはカプラー取付高さがちょっと低いという欠点があって、この改善方法をあれこれと模索しているアメ情ですが、10月23日号(Vol.69)に御披露いただいた檜山和明さんがBBS掲示板に衝撃的な事実を投稿されています。
なんと、プラスチックの床板と鉄板のウェイトとを上下反対にして使うというものです。 氏のHPに写真が掲載されていますので、是非ご覧ください。
また、松尾彦孝さんからは、RMM誌1999年の2月号と9月号で披露されたカプラーのアームを曲げて高さ調整するという裏技について、アサーンの貨車に施された実例の写真を添えて投稿していただきました。
アサーンの貨車に腕を曲げて高さ調整したKD-5を付けた写真を送ります。
40フィート・ボックスカーで、ウォルサーズのカタログのKDの表では、No.5+シムとなっています。No.5の腕を小ヤットコで軽く曲げてヘッドを上にずらしてあります。No.205ハイト・ゲージと並べて撮りました。カプラーが若干上向きになっているのがお分かり頂けるでしょうか? 松尾彦孝(まつお よしたか)
ところで、台車中心ピンにワッシャを挟んで高さを調整する方法での平ワッシャは、日本で売っている3mmビス用が使えると、10月29日号(Vol.71)でお伝えしていましたが、先日、大阪は日本橋のネジ専門店で探したところ、0.5mm厚と0.8mm厚を売っていました。前者0.5mm厚の外形は6mmで黒色処理が施されたものがありました。後者の0.8mm厚は外形8mmで金属色のままのものしかありませんから、こちらを使う場合は周囲だけでも油性ペンなどで黒く塗ったほうが良いと思います。どちらも100枚で80円という安さでした。
この2種類を用いて、0.5mm、0.8mm、1.0mm、1.3mm、1.5mmなどという調整が出来る中で、現実的なところは0.8mmと1.0mmでしょうか。この方法は最も簡便で確実とはいうものの、やはり腰高となったり、鉄板を接着剤などで固定しないと動いてしまうといった難点はあります。
■11月2日号(Vol.72)でHPをご紹介した稲葉清高さんからメールが届いて、件のラ・ベル社が 自前のホームページ を持つようになっているとお知らせいただきました。同様の趣旨の発言をBBS掲示板に上田悦史さんからもいただいております。
また、BBS掲示板でスクラッチ用の動輪を探しておられた岡田朝人さんからは、皆さんからの助言を基に作成された早見表をお送りいただきましたのでhttp://kkworks.hoops.ne.jp/kkmagaz.htm【現在は閉鎖】 にアップしております。
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