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2004/09/06

MRG誌2001年12月号 マンチュア社が撤退

back issue Vol.86 Jan. 22, 2002, re-edited on Nov. 27, 2010

 モデル・レールローディング誌の2001年12月号が今になって届きました。どうも誤配で茨城県辺りをウロついていたようです。
  さて、本号での一番のニュースは、たっだ4行の記述ではあるものの、マンチュア社の撤退です。鉄道模型部門を止めて、今後は学校向けスポーツ用品に専念するとあります。昨年に創業75年を迎え、記念に売り出された40'ボックスカーを購入したばかりでしたから寝耳に水でした。私のテリトリーからは縁の薄いメーカーでしたが、売却を交渉中とのことで、期待しておきましょう。


HOファンタジーボックスに展示している75周年記念モデル

 なお、この件については既にシロ松本氏が同氏の掲示板で、某模型店の情報として伝えられています。 http://bbs3.otd.co.jp/300316/bbs_thread

 それ以外では、広告に2点、注目すべきものがありました。

 一つは、Cannon & Companyのセーフティ・トレッドで、フード・ディーゼルのウォークウェイにあるプレス模様を極薄のプラスチック・シートにモールドしたものです。カトーやプロト2000、アトラスなどが製品で表現する様になって、アサーンだけが無しのままだったもので、広告には正に同社のSD40-2用を謳っています。

 ところで、この極薄シートの接着方法が問題となるわけですが、多分、エポキシ系が適当なのではないかと思います。先日、書店で立ち読みしたミリタリーモデルの雑誌で、戦車のボディ表面にある“ティメリット”とかいうデコボコを表したシートを同接着剤で貼り付ける技法が載っていました。

 品番はST-2005、孔明きステップと同梱のようです。孔明きステップは既にA-Lineからエッチング抜きパーツが出ていますが、こちらの方が接着は簡単でしょう。問題は強度だけです。

 もう一つの広告はPlano Model Productsで、EMD機の屋根上に見られるファンのグリルとブレードです。例によって0.2mm厚ステンレス板とおぼしきエッチング抜きパーツで、グリルの方は同心円ではなくてラセンになっているものなど写真には数種類が写っています。直径は36"と48"ということで、早速同社のHPへ確認に行ったのですが、まだ掲載されていませんでした。
http://www.planomodelproducts.com/

 同社のパーツはその性質上、接着面積が小さいものが多いなどの理由で扱い難い印象があるものの、他では得難いパーツを揃えていますから、覚えておいて損のないメーカーだと思います。

■HP巡りをしていて、アトラス社でスタンダード・キューポラ・カブースがHO、Nでリリースされているのを発見しました。W-Vタイプが登場してくる直前の、鋼製のインターナショナル社スタイルですから1960年代に入っての製造で、蒸機ファンには厳しいところでしょう。 http://www.atlasrr.com/
 ライフライクでは正に予想していたHOゲージのSD60M、それも順番通り正面3枚窓のフェーズ1が予告されています。出荷は6月で、発売スキームはBN、BNSF、Soo、UP、それにアンデコです。NゲージのバッドRDC1はカトーと競合です。 http://www.lifelikeproducts.com/
 そのカトーは、アムトラックでP42、スーパーライナー、マテリアル・ハンドリングカーとNゲージの大物が登場です。P42はテスト・ショットが示されています。カトーはN専業となったのでしょうか。 http://www.katousa.com/

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