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2004/09/02

製品紹介 レールフォントは役立つか?

back issue Vol.82 Feb. 6, 2002, re-edited on Nov. 27, 2010

Railfontcdrom

 年末に「リハイバレィ・フォントを新発売」という案内メールをもらっていて、紹介するのを忘れていました。
  商品名を「レールフォント・コム」といい、鉄道が使っている書体やマークを、我々が使うパソコンのフォントにインストール出来るというものです。これで何をするかといえば、自分が作る文書やホームページに配せるという外に、モデラーとしては自作デカールのネタになるという大きな用途があります。

 私は2年前にこの存在を知って、各種のマーク(ヘラルド)2パックと、鉄道用ローマン書体、それにノーザン・パシフィック書体を入手しました。注文したいとメールを送ったら、即日に送料込みの値段を知らせてきて、70ドルを外国為替で送金し、約2週間でCD-Rを送ってきました。

 セットアップまでの作業は、ZIPファイルの解凍とTTフォントへの登録だけです。説明書を見つけられませんでしたが,あらかじめ半角文字で0-9、a-z、A-Zや記号を打っておいて、後からフォント変換を掛けましたら,ものの見事に現れました。

 "Rio Grande"フォントなど、当然、単色のものは、このままで使えます。また、ヘラルド、例えばサンフランシスコ・ゼファーの様に、外周の文字と真ん中のイラストが別々のフォントで構成されているものは、それぞれに別の色を指定して2色とすることが出来ます。

 ただし、私が欲しいデカールは市販品が揃っていますので、これを使うことは全くなかったのですが、一般的でないZスケールやS、Gスケールをやられる方には有用なことでしょうし、さらにHOスケールでも鉄道ローマン書体は,デカールを売っていないインタアーバンの幕板などの文字に使えるはずです。

 一方、私自身が喉から手が出るほど欲しい書体は、貨車の細かい表記用の型紙を使って吹き付けられた“切れ切れ”フォントです。

 なお、残念なのはデカール自作に最適だったアルプス電気のマイクロドライ・プリンターが市場から消えてしまったことで、手持ちの白金銀インクは貴重品となってしまいました。インクジェット・プリンター用のブランク・デカール用紙があるという話を聞いていますから、特殊な色以外ならば間に合うことになります。用紙が熱に耐えればカラーレーザー・プリンターが使えます。

 というわけで、ご興味を持たれましたら http://www.RailFonts.com を覗いてみてください。また、カタログはPDFファイルとなっていて、ダウンロードして印刷も出来ます。

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