MM誌02年3月号:内野日出男氏のOスケールNPノーザン
A great model Northern Pacific 4-8-4 scrachbuilt by Mr. Uchino Hideo, appeared in March 2002 issue of the Mainline Modeler magazine.
back issue Vol.97 Mar. 11, 2002
先週末に届いたメインライン・モデラー誌2002年3月号の白眉は、何といってもOスケールのスクラッチビルド、ノーザン・パシフィック鉄道のA2、4-8-4でしょう。あちらの雑誌で一つの作品を何枚もの写真で詳細に紹介するのは珍しいことなんですが、今回は何と3ページも割かれているのです。で、見覚えがあると思いましたら案の定、“by Hideo Uchino”とありました。【画像はクリックで拡大します】
このモデルと内野日出男氏Mr. Hideo Uchinoについては、トレイン誌1997年5月号に詳しく出ていますから、ほとんどの読者は既にご存じだと思いますが、もし未だの方がおられましたら是非、バックナンバーを探してみていただきたいと存じます。必ずや、その存在感に圧倒されることでしょう。特に私は、絶妙な厚さを持つボイラーバンドが、市販製品にはない秀逸さだと信じています。
なお、写真は日本のTrain Magazine、Kentaro Hari氏の手になるSinarの4×5だと強調してあるものの、常々恩恵に浴している我々にとっては驚くに値しないところが、逆に怖いかも知れません。もちろん、撮影者は"とれいん"誌の平井憲太郎氏Mr. Kentaro Hiraiです。念のため。
ところで、この号の表紙は実物写真で、1984年のNW沿線風景らしいのですが、フラットカーに積まれた二つの白いフクラミに目が釘付けになった中年読者も多いことだろうと推察します。こういうのを模型で再現して“スケール・モデルだ”とウソブいてみたいものです。
【追記1】掲示板#414以下に、yardbird/岸本氏、大東孝司氏、さらに内野氏御自身からの発言があります。
また、同じメインライン・モデラー誌の翌月、2002年4月号に、DM&IRの木造カブースが紹介されています。
全5頁の記事は、ハンドマン編集長によると思われる文章と、作者自身の手になるはずのイラストで構成されていて、必ずやスクラッチビルダーの役に立つであろうヒントが満載されています。特に、ネジで取り外し式となったデッキ部分に驚かされましたけれど、こうすれば、塗装するときにメチャ、楽です。
なんか、同じようにやれば私にも出来るような気がしてきましたが‥‥
【追記2】dda40x氏のGiants of the Westおよび新掲示板の発言、アメリカ型鉄道模型大辞典もご覧ください。
次の写真はO Scale Trains誌2003年5-6月号p55で報じられた同氏のDM&IRの2-8-8-4です。2008-11-07
【追記3】同じMainline Modeler誌2002年6月号に掲載されたホィットコム30トン機です。動輪は割出器を駆使して削り出し、機関室サイドのルーバーは金型を作ってプレスというのですから何をかいわんや。ハンドマン氏に進呈されたとのことです。なお図面は、MR誌のディーゼル機図面集p30にあります。2013-06-28
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