MR誌02年3月号 NもHOも客車が花盛り
back issue vol.91 Feb. 12, 2002. Re-Edited Aug. 7, 2010.
昨日配達されたモデル・レールローダー誌2002年3月号の最大の注目は、やはりカトーの広告で、Nゲージのアムトラック編成でしょう。機関車のP42、スパーライナー客車、それに荷物車であるマティーリアル・ハンドリングカーMHCを一挙発売というのですから、正に朗報です。客車を数えたら5種類もありますから、何の不足もありません。ただ、機関車を含めてどれもセットになっていますから、フェーズ3と4の塗色別に全て買うということで、機関車2両、客車Aセット4両、Bセット4両にMHCの2両組しか選択肢がないかも知れません。コーチやスリーパーは単品売りをするとは思いますが……。
なお、カトーUSAを覗きましたら、以前はグレー色のボディだけだったP42が塗装済に変わっていました。【画像はクリックで拡大】
さらに大ニュースは、これもNゲージで、ギャラリー・カーという呼び名の2階建て通勤客車のリリースです。スタイルはAC&F社が1956-57年にC&NWとSPに納めたスムース・サイドで、Wheels of Timeという聞き慣れない名前のメーカーにもかかわらず、ちゃんとしたプラスチック成型です。雑誌には見本のパイロット・モデルしか写っていませんが、同社のサイトには既に塗装済で出ていました。
NゲージではMDC/ラウンドハウスでダブル・ルーフ木造客車4種も紹介されていますが、これも新製品なんでしょうか。HOでは「オーバーランド」の名で親しまれてきたシリーズですね。
ところでHOスケールではB&Oのヘビィウェイト客車をリバロッシ製品からキットバッシュする記事が連載を開始しました。窓割りをNew England Rail Serviceとかいうメーカーのパーツを使って変更するとのことで、同種のプルマンカー改造には大いに参考となることでしょう。また車体全長に渡るストライプやレタリングを真っ直ぐに貼る道具のアイデアなんかも披露されています。
なお私の注目は、C&NWのトルペード・ボート、GP35をカトー製品で加工する記事です。実は、同じ型式がフリスコに納入され、後にBN色になっていますので、前からモデリングを狙っていたからです。ただ正に今、この型式がオーバーランド社から発売されたばかりで、大いに悩んでいたところでした。この記事に示された図によって屋根上配管の様子が判明しましたから……。
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