アサーンDLフィニッシュは油性ペン
なお、この窓ガラスを填め込む前に、板厚部分をマジック・インキなどの油性ペンで黒く塗っておくのが、実感を上げる大きなコツですから忘れないでください。またこの車は、ガラス表面をボディの外面に揃え難いところがありますが、根気よく、調整していただければ、それなりに見栄えが上がります。
また、窓縁-Hゴムに相当する部分に黒色を入れるのにも油性ペンは有効で、私はBN機で実施していますが、今回は面倒とばかりにそのままとしています。
下回りでは、これもアサーンのディーゼル機一般に言えることですが、台車枠を透かして見える車輪と動力ユニットの金属光沢が、実感をスポイルする部分です。ここも、私は油性ペンで塗りつぶすこととしています。台車枠はマイナス・ドライバーなどで容易に外すことが出来ます。なお、車輪側面は焼結合金のようにインクを吸い込んでしまいますから、乾いては塗り、乾いては塗りと、3度ほど塗り重ねています。
なお、今回は“アサーン・スペシャル”ということで派手さを出そうと、台車枠をシルバーに、ベルとエアー・ホーンをゴールドに塗ってみました。どちらも普通のプラスチック用缶スプレーです。
ところで、インターネットで“アサーン SW1000/1500”などと検索していましたら、アンデコから仕上げたレディング鉄道色のSW1500を発表しているサイトを発見しました。 “面影橋”さんという方のHP で、B&Oに拘ったコレクションや、実物鉄道の合併系譜などが紹介されています。
SW1500の組立記は “アメリカンな製作日記” にあって、私が言及出来なかった電気回りについてDCC化を含めて解説されていますから、必ずや皆さんのお役に立つことだろうと存じます。
■シール・プライマーの件が気になって、発売元である大阪・梅田のマッハ模型に寄ってきました。“シール”の由来を店主に問うと、自らの命名だとのことでアッサリと一件落着でした。意味は、読者の皆さんが直接お尋ねになってください。「このプライマーは非常に強力で、何にでもよく効くが、ラッカー・シンナーで容易に落とせる。また、上塗り塗料としてグリーンマックスなどのプラスチック用ラッカーは、塗料自体の付着力が弱いので、シール・プライマーに食い付かず、剥離してしまう」とのことです。また例のミッチャクロン・マルチが店頭に並んでいたので評判を尋ねると、「値段が高いためか売れない」という答えが返ってきました。
うぅむ。プライマーについては雑誌でも根本的には取り上げられないということは、皆さん、それほど困っていない、すなわち金属を弄る人が絶対的に少ないということなのでしょうか。
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