鉄模連ショー2002大阪で"ポップ・アメリカン・モデラー"
back issue Vol.105 April 14, 2002, re-edited on Nov. 28, 2010
日本鉄道模型連合会 が開催する、大阪では初めての「鉄模連ショー(4月13、14日)」へ行ってきました。
大阪駅から環状線外回りで2つ目の桜宮という駅で降りて直ぐのリバーサイドホテルというところが会場です。付近は工場地帯のハズレという、ちょっと人が集まるにはそぐわない風情ということもあって、15時頃に桜宮駅を下り、ホテルのエレベーターに乗るまで、ちゃんとやっているのだろうかと、不安になるような人通りです。
しかし、6階で下りると、会場は人で溢れ熱気が充満していて、ホッとさせられました。【画像はクリックで拡大します】
居合わせた友人が言うには、東京の会場の1/3ほどの広さだけれども、入場者の数ではヒケを取らないとのことです。もちろん、HOゲージ中心のメーカー構成ですから年齢層は幾分高く、至る所で展示者と話し込んでいる熱心な姿が目に付きました。
目玉のバザールの方は、やはりアメリカ型モデルの出物が少なく、私の食指が動くものはありませんでした。中で、新しいアトラスのGP38や8-40Bに付けられていた値段は、塗色が気に入ればお買い得でしょう。Nではクマタのミルウォーキー鉄道バイポーラが目に付きました。
さて、このショーでアメリカ型が手薄なことは十分に予想していたことでして、趣味の面での私の目的はサカツウのブースで「ポップ・アメリカン・モデラー」という小冊子を買うことでした。これはA4版全16頁の“雑誌”や“本”を名乗るのはハバカられるほどの薄さなのですが、我々アメリカ型ファンには堪えられない情報が満載されているのです。
例えば、最新号のVol.3では、カラーイラストで見るEMDのFシリーズ、UPガスタービンのモデル化計画、リバロッシ製品論、トリック写真撮影法、スワップミート報告、新製品解説などとなっています。もちろん、色鮮やかに描き込んだオリジナルのサイドビューイラストもさることながら、実物や製品を取り巻く背景に言及されていることが貴重だと思います。
池田邦彦さんという方が全てを編集して、サカツウが発行するという形で、この体裁で500円という値段は、求める人次第でしょう。年4回の発行予定とのことで、期待しています。
なお、サカツウのHPは http://www.mars.dti.ne.jp/~sakatsu/index.html ですが、この冊子は出ていません。
【追記】新たに発足した「さかつう鉄道模型店」となったHPにはPAM誌の過去号一覧がアップされていました。ほとんどが品切れというものの、一部は在庫しています。2011-09-02
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