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2004/12/10

電気鉄道辞典という古書Electric Railway Dictionary 1911

buck issue Vol.120 2002/7/14 Electric Railway Dictionary 1911

Img992a  十数年前に、趣味の上ではなかったのですが、アメリカの電気鉄道ファンとやり取りする機会がありました。Vol.77(2001年11月23日号)などを書いていて、そのことを思い出したのです。それで残してあった手紙を探し出してきて再び読んでいたところ、興味深い記述が目に止まりました。

 Electric Railway Dictionary、すなわち電気鉄道辞典(事典)という書物の存在です。発行は1911年なのですが、アメリカでは1920年頃に電気鉄道の絶頂期を迎えたので、この版が最後で、ファン向けとして1972年にリプリント版が出ていると書いてありました。

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2004/12/09

提案:鉄道模型大辞典を作りましょう

back issue Vol.119 July 2, 2002, re-edited on Nov. 28, 2010

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 ネットを彷徨いていて、個人が作成された“その道”の用語辞典を見つけることがあります。鉄道関係でいえば、岡崎美合さんという方の「鉄道用語辞典 (リンク切れ)」、稲岡誠二さんという方の「アメリカ鉄道用語集(リンク切れ)」、さらにはシロ/松本浩一さんの「アメリカ型ティンプレート鉄道模型用語集」などがそれです。

 皆さん、大変な労力を掛けて、また経験や知識、才能を発揮されて作られておられるので、大いに参考になりますし、また冗談を交えてもおられますから、面白可笑しい読み物としての価値も見出せて、感心させられております。

 ただし、「アメリカ型」、「鉄道模型」、「スケール指向」等という、このメールマガジンの目指すところを全て満たせるかというと、少々、不満が無きにしもあらずというところでした。

 そこで独自の辞典の作成を決心しました。

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2004/12/08

MR誌02年8月号 プロダクト・オブ・ザ・イヤー発表

back issue Vol.118 June 29, 2002, re-edited on Nov. 28, 2010

 2月19日Vol.95で決定した我々の2001年モデル・オブ・ザ・イヤーですが、これに対してMR誌の読者投票の結果が8月号でやっと発表となりました。

 全部門を通しての第1位は、大方の予想通り、リバロッシ社HOのアラゲニィ2-6-6-6でした。HOスケールの機関車部門でも当然これがトップを占めて、あとはバックマン・スペクトラムのロシアン・デカポッド2-10-0、アサーン・ジェネシスのF7と続きますから、我々の判断とニアリー・イコールといったところでしょう。ただ、あちらのファンは“古め”が好きといった傾向にあるようです。

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2004/12/07

コレクションはアートだ!

buck issue Vol.117 2002/06/19

86cffe2a1 「交通新聞」という旅行や物流の業界関係者を対象とする日刊紙があります。全国紙と同じ判型で全4頁が標準の、土日祝が休刊、税と送料込みの月極め購読料が2,250円という、知る人ぞ知るメディアです。特にJR関係に強く、イベント情報などが早くて詳しいので、興味のあるアマチュアの中には定期購読している方もおられるようです。発行が 交通新聞社 といって「鉄道ダイヤ情報」誌を出している会社といったら、お分かりいただけるでしょうか。

 さて、この交通新聞の2002年6月17日に「デザイン&コレクション」という題で、我々の趣味の本質を突く谷口正和という方の一文が掲載されていました。

 曰く「“集める”ことは、優れた自己表現だ」、「コレクションは、ある臨界点を突破すると、たちまちアートの世界になる」、「気に入ったデザインを集めることが即コレクションに変わる」、「集める→見せる→仲間に出会う→評価し合う……というコレクション・クラブ型の社会が、旅から休日の過ごし方まで、ほとんどのマーケットの活性軸になるだろう」というものです。

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2004/12/06

RMC誌2002年6月号 アサーンのWVカブースが変身

back issue Vol.116 June 11, 2002, re-edited on Nov. 28, 2010

 先週末に届いたクラフツマンRMC誌の6月号で、最初に目が止まったのは表紙を1枚めくって直ぐのアサーン社HOの広告です。

 同社が新しく商標として使い始めたレディ・ツー・ロールReady-To-Roll、一般的に言えばレディ・ツー・ランReady-To-Run、手っ取り早く言えば完成品状態で販売する、ワイドビジョン・カブースのモデルが大きな写真で出ています。スキームはイエロー基調のD&RGW(デンバー&リオ・グランデ・ウェスタン鉄道)で、後部補機のF7はジェネシス・ラインという“高級品”仕様……。

 と、ここで、カブースがこのF7と比べて遜色ない雰囲気を持っていることに気が付きました。

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2004/12/05

トロリー趣味はアメ車が欲しい!

  しばらく前に友人が、HOゲージのモジュール式線路パネルで路面電車のDCC運転を実演してくれたものですから、それ以来、トロリーに対する興味が湧き上がってきていて、アームチェアーに座ったままという状態ではあるものの、このところ頭の中がそれで一杯という有り様です。メールマガジンの発行が緩慢になっている本当の理由も、実はここら辺りにあったりします。

 まず、最初の思い付きは、ストックしているプラスチック・モデルの1/45、2軸路面電車の動力化でした。

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2004/12/04

MR誌2002年7月号 Oスケール・ツディ

back issue Vol.114 June 9, 2002, re-edited on Nov. 28, 2010

 昨日届いたモデル・レールローダー誌の7月号で一番、興味を引いたのは、Oスケールの現状を概観した記事です。
 要約すれば、1980年代半ばまで暗黒の時代だったが、それからセントラル・ロコモーティブ・ワークスやウィーバー社などが求め易い新製品を投入して盛り返し、近年ではアトラスO社が続々と出している。これは3線式ハイレールの恩恵が大きい。ウィーバー社社長によれば、2線式は3線式の20~30%とのこと。ただ3線式に飽き足らないベビーブーマー世代の連中が2線式に転換するという動きが出てきていて、バックマンOn2 1/2(16.5mmゲージ)の成功もある……ということです。

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2004/12/03

PAM誌第4号はバッド社RDCの知識が満載

back issue Vol.113 June 2, 2002, re-edited on Nov. 28, 2010

Pop-american-modeler-vol4  上京の機会があってサカツウに寄ると、5月15日の発行でポップ・アメリカン・モデラーの第4号が出ていました。たった16ページの厚さで500円という、多分、日本一値段の高い雑誌です。でも、我々にとってはモデルと実物の知識をバランス良く日本語で得られますから、大変に貴重な情報源となっています。

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2004/12/02

ロングレール運搬貨車の続報

back issue Vol.112 May 30, 2002, re-edited on Nov. 28, 2010

 ロングレールを数両のフラットカーに渡して運ぶという模型が、レールモデル・ジャーナルRMJ誌2月号に出ていて、私自身は昔、ベモHOmの製品を探したことがあったという話をVol.106(4月16日号)に書いていました。
 それもあって、2週間ほど前にこの中古品が天賞堂のエバーグリーンに格安で出品されていましたので、思わず手が出てしまいました。

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2004/12/01

イースタン・カー・ワークスの貨車

back issue Vol.111 May 23, 2002, re-edited on Nov. 28, 2010

 エアースライドといえば、ジェネラル・スチールGSC社が製造したカバードホッパー貨車で、日本では東洋電機製造がパテントを取得して、ホキ5700などを製造していたことをご存知の方も多いことでしょう。エアースライドは1940年代に開発されて1970年過ぎまで、彼の地では1ベイの2,600立方フィートと2ベイの4,180立方フィートが製造されました。HOスケールの製品では、前者1ベイがウォルサーズ、コンコー、イースタン・カー・ワークスから、後者2ベイがウォルサーズから出ていて、形態的にも面白いのか、人気のある型式です。

 もちろん私は、BN色でコレクションをしてきていまして、1ベイが6両に2ベイが2両と、あらかたモデル化し終わっています。そこで次の課題として、実物の登場順に合わせて“ドライ・フロー”を企て、イースタン・カー・ワークスのキット(品番117-2640)を取り寄せてみました。

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