PAM誌第4号はバッド社RDCの知識が満載
back issue Vol.113 June 2, 2002, re-edited on Nov. 28, 2010
上京の機会があってサカツウに寄ると、5月15日の発行でポップ・アメリカン・モデラーの第4号が出ていました。たった16ページの厚さで500円という、多分、日本一値段の高い雑誌です。でも、我々にとってはモデルと実物の知識をバランス良く日本語で得られますから、大変に貴重な情報源となっています。
で、今回の構成は、「気になる車両とそのモデル」として、アムトラックの千両役者ジェネシスP40, P42, P32、レール・ディーゼルカーRDC大研究、USRA 2-8-8-2と続き、さらにアサーンの新製品である野立て看板、イラストでみるアメリカの駅解説(蒸機時代)、謎の、期待の新ブランドBroadway Limited Imports等となっています。
この中でRDCは、Nゲージをカトーが、HOゲージをライフライクが発売しましたから、既にお馴染みの方が多いことでしょう。私自身はそれほどの興味は無く、5つの車種と、新旧2つのスタイルに分類出来るくらいの知識だけでしたので、CNJが5両連結などという大編成を走らせていたこととか、各鉄道がB&OのスピードライナーやNYCのビーライナーなどと愛称を付けていたこと等は、新鮮な驚きでした。
私がテリトリーとしているBNに関しては、前身のGNが保有していたRDC3を1両と、NPのRDC2、RDC3各3両の、合計7両を1970年に引き継いだことになっています。ただし,合併発足の翌年にはアムトラックへ移籍してしまっていて、BN独自のスキームとなったことは無いはずですので、蚊帳の外を決め込んでいます。
ところで先日、某所よりBN/アムトラックの車掌用という本物の帽子を入手しました。紺色のツバ付きキャップで、“CONDUCTOR”の文字と共に正面にアムトラックのポイントレス・アロー、両サイドにBNロゴ付きのボタンが付いていますので、過渡期のものの様です。ことによると、アムトラック・マークが付いているところに、移行前は大きなBNマークが有ったのではないかと思います。
私自身は当然、そっちのがうれしかったのですが……。
なお、サカツウで一緒に“Bare-Metal Foil”なる品物を買い求めました。
アルミ箔の裏面に糊が付いていて、これを貼ると金属メッキを掛けた様な効果が得られるという製品です。“How to Use Bere-Metal”なる英文の説明書が500円、158×300mmの本体が1,000円でした。色はクロームしか在庫していませんでしたが、他にブラック・クローム、ゴールド、マット・アルミニューム、リアル・カッパー、ウルトラ・ブライト・クロームとあります。
詳しくはBare Metalのサイトをご覧ください。
この製品は元来、自動車模型用で、材質の展性を活かしてバンパーとか窓縁などに金属光沢を与えるもののようです。ところで、2月17日のVol.94で紹介したハイライナーズ社Fシリーズ・キットの説明書に「ヘッドライトの鏡面には“Baremetal Foilのクローム色を、マイクロスケール社のメタルホイル用接着剤で貼り付ける」とあったことが、これで解明しました。
■前号の「貴方の鉄道模型を楽しむスタイルを強いて一つ、次からお答えください」というアンケートは23名の方にお答えいただき、次の様な結果となりました。ご協力を感謝申し上げます。意外と、運転・レイアウト派が多いことに驚いております。
車両工作派 5人 22% *****
コレクション派 12人 52% ************
運転・レイアウト派 6人 26% ******
さて、今号のアンケートは、模型の購入スタイルをお尋ねしたいと存じます。
皆さんが現在、モデルを購入される方法を次の中からお答えください。
◆模型店での直接購入
◆日本の模型店からの通信販売
◆海外からの通信販売
■途中経過・最終結果を見る
┗< http://clickanketo.com/cgi-bin/a.cgi?q00011090ac0 >
締め切りは明日6月3日の23時とします。前回の回答時間は正味24時間ほどしかありませんでしたが、今回は46時間になりますから、よりたくさんの方にご回答いただけるものと期待しております。
表や表題がズレて表示されることを気にされる方には、等幅フォントの採用をお奨めします。Microsoft Outlook Expressをお使いの場合は、「ツール」→「オプション」→「フォント」で表示したメニューから、「文字セット」を「日本語」にして、MSゴシック、またはMS明朝を指定します。それでも僅かなズレが生じる場合には、文字サイズを少し弄ってみてください。これにより、今後フォントで絵を表示したときや、他のメールマガジンで見易くなります。
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