RMC誌2002年6月号 アサーンのWVカブースが変身
back issue Vol.116 June 11, 2002, re-edited on Nov. 28, 2010
先週末に届いたクラフツマンRMC誌の6月号で、最初に目が止まったのは表紙を1枚めくって直ぐのアサーン社HOの広告です。
同社が新しく商標として使い始めたレディ・ツー・ロールReady-To-Roll、一般的に言えばレディ・ツー・ランReady-To-Run、手っ取り早く言えば完成品状態で販売する、ワイドビジョン・カブースのモデルが大きな写真で出ています。スキームはイエロー基調のD&RGW(デンバー&リオ・グランデ・ウェスタン鉄道)で、後部補機のF7はジェネシス・ラインという“高級品”仕様……。
と、ここで、カブースがこのF7と比べて遜色ない雰囲気を持っていることに気が付きました。
エっと思って、シゲシゲと眺めると、屋根パターンなどのモールドは旧いままではあるものの、サッシの縁や浮き彫りの手すりに色が差してあって、巧妙にプラスチック臭を消していることが判かります。
また、以前は単なる曲げたワイヤーだったデッキの手すりがプラスチック・モールドに代わっていて、説明文にCelconという材質を使っていることが書かれています。また、車輪を金属製に、重量をNMRA仕様に合わせたともあって、アサーンもコストを掛けるようになってきた様です。 アサーンのサイトから「NEW」→「WIDE VISION CABOOSE」と進んでいただくと、今回発売のAT&SF、D&RGW、BN Executive、BN、CB&Q、BC Railという6種の計画イラストを見ることが出来ます。
アメリカ製品の常として、色差しなどがマヤカシという可能性が無くは無いものの、まずは進歩と言えるでしょう。本誌Vol.98(3月12日号)でお伝えした様に、これに窓ガラスを入れれば完璧となります。
Nゲージで目の行った広告は、p22のサザン・パシフィックはデイライト塗装の連接式座席車です。Des Plaines Hobbiesというメーカーで、American Limited社のコアにエッチング側板を組み合わせるキットというのですから、HOゲージでいえばイースタン・カー・ワークス製品にブラス・カー・サイド社のそれを組み合わせるスタイルと一緒だと思います。Unpaintedということで、日本では塗料の入手が最難関かも知れません。
それさえクリア出来れば、キットのバリエーションが増えつつある様なので、面白いかもしれません。直販が可能でカードが使えます。
今号は取り急ぎ、これだけ。
■昨日の朝6時過ぎに配信させていただいたVol.115は慌ててしまって、表題を【米国型】だけとしてしまいました。すわウィルスかと心配された方、すいませんでした。安心して開いてください。
先日、サカツウを訪れた際、アサーン社のGP38-2でBNパシフィック・プライド?塗装が陳列されているのを見ました。心配していた燃料タンクのレタリングも美しく入っていて、このところの同社製品の品質向上振りには目を見張るものがあります。聞くところに拠れば、モーターも改良されているとのことで、この辺りのチューンナップは昔日のものとなった様です。
待望久しかったカトーHOのSD9043MACがアメリカの店頭に並び始めたことはBBS掲示板でお伝えしたの通りですが、日本ではどうなのでしょう。入手されましたら是非、リポートいただきたいと存じます。
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