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2005/01/08

アサーンとバックマンの新製品は疑心暗鬼

back issue Vol.128 Sept. 16, 2002, re-edited on Nov. 28, 2010

 前号では、いずれも発売されるのが待ち遠しいシカゴ・トレイン・ショーでの各社の新製品情報をお伝えしましたが、今般、ネットをウロウロしていて、期待して良いのかどうか判らないアナウンスを見つけました。

  その一つは、アサーン社がレール・パワー・プロダクツ社(RPP)の製品を買い取って売り出すというニュースで、第一弾がGP60MとGP60B、サンタフェ赤銀色塗装済のボディとのことです。

 確か、このボディ・シェルに使うシャーシはRPP純正品を買うしかなく、また動力台車はアサーンの4軸EMD機用が使う仕様のはずですから、どうせならセットで売ればいいところを、何故かボディのみとなっています。

 一方でライフライク社のプロト2000が、スタンダード・キャブ青黄色のGP60がこの年末とリリースしていますから、当然、近い将来GP60Mの方も出してくることは目に見えています。モールドの出来映えはRPPでは競争にならず、多くのモデラーはプロトの方を待つはずで、アサーンのこの商売はハイリスクだと思うのですが、如何でしょうか。

 中には「今すぐ欲しい」という方がおられるのでしょう。

 もう一つは、バックマン社2003年のHOスケール・ラインナップです。同社HPのLatest Newsに9月13日付New Products for 2003 Announcedとして出ています。
 ここにN、On30、Gゲージを含めてアナウンスされているのですが、この内のHOゲージのディーゼル機が解せません。SD45、8-40C、それに8-40CWというのですけれど、既に発売している型式で、いずれも評判の芳しくない出来映えでしたから、今さらこんなものを再生産する気が知れません。スペクトラムのブランドを傷付けるだけでしょう。もちろん、金型を全く新しくしてくる可能性がないわけではありませんが……。

 それ以外は、HOスケールで55-Ton Climax、80-Ton Climax、USRA 2-6-6-2、GS-4 SP 4-8-4。NスケールがUSRA Light 4-8-2 Mountain、SD-45 Diesel、Dash 8-40C Diesel、Dash 8-40CW Diesel。On30ゲージが25-Ton Climax、0-4-0 Gas Mechanical。ラージ・スケール、すなわちGゲージが0-4-0 Saddle Tank Porter、Two-Truck Heisler、45-Ton Side Rod Dieselとあります。

 まあ、我々消費者も知識を掻き集めて防衛しないとカスを掴まされるということで、このアメ情が幾ばくかでもお役に立てればと思っています。

■前回のアンケートは、アムトラックの塗装フェーズの内、お気に入りのものをお答えいただくものでした。
 ちょっとイタズラしてやろうと、アンケートの形態を“オープン”という本誌の読者以外にも公開するものとしたところ、86名という多くの方から回答をいただいております。ただ、結果としては「判らない」の票を伸ばしただけになった様です。

 フェーズⅢとⅣが票を分けたのは妥当な結果、フェーズⅠの人気とフェーズⅡの不人気は意外、と言ったところでしょうか。

      1971~ フェーズⅠ 赤青矢印          7人   (8%)
      1974~ フェーズⅡ 極太赤青帯        2人   (2%)
      1979~ フェーズⅢ ちょい太赤白青帯 15人  (17%)
      1997~ フェーズⅣ 太青帯に赤細線   11人  (12%)
      2000~ フェーズⅤ 青波シャチ模様    2人   (2%)
      アムトラックは判らない             52人  (58%)

Yasuhiroさん:もっともアメリカらしさを感じる。フェーズⅢ

コマンダーインチーズさん:映画「ミッドナイト・ラン」に出てたのは多分フェーズⅢなんだろうけど詳しくは知りません。アムトラックは判らない

ひむのさん:これしか、乗ったことがないのよん・・。フェーズⅢ

樫村昇さん:右の解説で初めて知りました。ゴメンナサイ。アムトラックは判らない

大塚啓さん:特になし フェーズⅣ

ひろき(H.O.)さん:でもみてみたいです。アムトラックは判らない

K&K Works(私)1993年の訪米で実見した印象を引きずっています。フェー
ズⅢ

デゴイチ:ⅢにするかⅣにするか悩みましたが、上品な塗装に見える?に1票 フェーズⅣ

アムトラッキアンさん:正に小生のテリトリーで涙が出ます。やはり、一番長い期間採用され続けていたフェーズⅢが最高!フェーズⅢ

Tadさん:最初に乗った時の印象が強烈で、いまだにその刷り込みから逃れられません。カホン峠の巨岩を右にゆっくり走った様子が今でも目に浮かびます。フェーズⅠ

 さて本号でのアンケートは、アメリカで発行されている鉄道および鉄道模型の雑誌の中で、お気に入りのものを答えていただくことにしました。選択肢を18しか設定出来ませんので、もしこの中に見つからない場合は「その他」を選んで、コメントに書き込んでいただければ幸いです。雑誌名の後ろに当該誌のHPを付していますが、投票用のアドレス名と間違わない様にご注意ください。もちろん本誌読者限定の“クローズド”アンケートです。

◆Classic Toy Trains
◆Deisel Era
◆Extra 2200 South
◆FineScale Railroader
◆Mainline Modeler
◆Model Railroader
◆Model Railroading
◆N-Scale Magazine
◆Narrow Gauge and Short Line Gazette
◆O Gauge Railroading
◆O Scale News
◆Proto Journal, The
◆Railfan & Railroad
◆Railmodel Journal
◆Railroad Model Craftsman
◆Trains
◆Ztrack Magazine
◆その他

□途中経過・最終結果を見る
┗< http://clickanketo.com/cgi-bin/a.cgi?q00012042ae0 >
□コメントボード

  締切は5日後の9月21日(土)18時です。

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