骨董自慢 N&Wのポワタン・アロー
back issue Vol.132 Dec. 12, 2002
ノーフォーク&ウェスタン鉄道が1949年に投入したポワタン・アロー編成を、やっと入手しました。
といっても、トレイン誌12月号に紹介されていた高価な最新のOMI製品ではなくて、1980年頃にKMTがサンセット・モデルズ向けに製造した未塗装の中古品です。プレスとエッチングを多用するクマタ得意の工法でそつなくまとまっていますし、外部にハンダを全く見せない技術はアマチュアには真似の出来ないものだろうと思います。また、外面はキリンス処理ではなくて、真鍮地のままに見えますけれど、錆や曇りが全くありません。クリア塗装でもしてあるのでしょうか。
まあ、私には塗装するつもりがサラサラ無くて、このまま箱に入れて仕舞ってしまうのですけれど、塗装するなら流線形客車はディテールがありませんから、床下機器などが省略されたこの頃の製品でも十分に見栄えのする仕上がりになることだろうと思います。そういえば、京都のマツモト模型に飾ってあった同じサンセットのHO塗装済フル編成は、未だそのままなのでしょうか。
ところで機関車、クラスJ、4-8-4の方は、数年前からトビー/マックス・グレイ製品を仕込んでいました。
こちらのスタイルは、黒にマルーンの帯という地味なカラーリングに、動輪が70インチという小径に加えて、ローラーベアリング入りのロッドがごつくて、どちらかといえば日本では人気がイマイチなのではないでしょうか。
ただ、トビー製品を手にして認識を新たにしたのは、未塗装だと何故か格好いいことです。もちろん私の主観以外の何ものでもありませんけれど、前頭部の寸詰まり感が緩和されて、本来の砲弾型フォルムを賞味できるような気がします。
というわけで、私の手元ではポワタン・アローは未塗装のままということになります。
■2ヶ月前より単身赴任の身となりまして、本メールマガジンの発行が滞っています。精神的に余裕が無く、こんな状態がしばらく続きそうですが、気長にお付き合いのほどをお願いいたします。
さて、一年ぶりに、皆さんが採用されているスケールについてアンケートを採らせていただこうと思います。読者数がほぼ倍になっていますから、変化があるかも知れません。
ということで、アメリカ型鉄道模型でメインとされているスケール(縮尺)を次に示す中から1つだけ、クリックしてください。なお、それぞれのスケールにはナロー・ゲージを含むとお考えください。
◆Z スケール(1/220)
◆N スケール(1/160)
◆TT スケール(1/120)
◆HO スケール(1/87)
◆S スケール(1/64)
◆O スケール(1/48 1/45.2)
◆G スケール(1/22.5 1/24 1/29 etc.)
◆その他
◆アメリカ型はやっていない
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