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2005/02/06

RMC誌03年3月号 創刊70周年記念号

Vol.136 April 8, 2003

 1週間ほど前に届いたレールロード・モデル・クラフツマン誌の3月号は、70周年記念号ということもあるのでしょうが、なかなかの充実ぶりを見せてくれています。

 まず、久々の実物図面はNJTのALP-46という最新鋭電気機関車で、ドイツ国鉄のアドトランツ社製Br-101を基にしてボンバディアー社が製造した様なことが書いてあります。ですから、スタイルは完全にヨーロッパ調で、アメリカ型ファンの好みに合うか否かは難しいところだと思います。ことによると、フライッシュマンとかメルクリンの既製品から簡単に塗り替えだけでモデル化できるのかもしれません。

 レイアウト指向のファンでなくても興味を持てそうな記事は、シカゴにおける可動式鉄道橋を解説している一文です。可動橋は日本では希ですが、彼の地で現存している様々な巨大な橋を目にしたときには、吃驚したものです。モデル化する意志は毛頭ないものの構造や寸法の判る図面が付いていると嬉しくなります。今月号はパート1ということですから、来月号以降にも期待しましょう。

 部屋の壁に沿ってU字形にポイントtoポイントで配置した架線式のレイアウトは、1930年代ほどのニューヨーク近辺を想定したフリーランスです。2CC2の本線用電機や、客車然とした電車が主役ですから、インタアーバンや路面電車では無くて、戦前の鉄道省といった趣でしょうか。我々にすれば架線もパンタグラフも線が太くて幻滅しますが、こういう楽しみ方が出来ることに対して、羨望の気持ちが湧いて来るのは不思議です。

 広告では、シカゴランドという模型店が「30周年記念セール」と銘打ち、地元で活躍したエレクトロライナーを324.95ドルと掲載しています。子細に読むとコンコー製ですから、予告をずっとスッポカしてきた同製品が本当に出てくるのかもしれません。それにしてもこの値段の高さはどうしたことでしょう。

 マイクロ・マークという工具専門店では、久しぶりに細部まで眺めると、面白いものが出ています。まず、貨車のピボット軸受部を正しく60度のすり鉢状に仕上げるドリルはHO専用で、「列車の長さを20%増大」等と謳っています。
  http://www.dxmarket.com/micromark/products/82838.html

 金属板の切断機と折曲機を兼ねる機械は174.95ドルというのですから、工作派は興味は持たれることでしょう。少なくとも外見は立派です。
  http://www.dxmarket.com/micromark/products/82820.html
 折曲機はこちらも面白いかもしれません。
  http://www.dxmarket.com/micromark/products/82817.html

 さて、70周年を記念して雑誌の発行元より、特別なスキームに仕上げた客車が発売となっています。
 模型店でも売っているようですが、直接出版社に注文も出来ます。アサーンのヘビィウェイト客車で、今まで3種売り出されてきた一連のスタイルです。私のところにも確か1両、友人から譲り受けていたものがあって、編成を組ませたいとは思うのですが、これだけ注文するのも億劫で……

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