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2006/05/28

書名だけの新刊紹介2006年春

melma! Back Number 2006/05/28 Vol.186 total 290 copies

Dscf3374a_1  昨日、アメリカのKaren's Booksという通販書店から届いた2006年春のリストで、例によって読者の皆さんが興味を持たれそうなものを拾い出してみました。お勧めするわけでも、私が注文するわけでもないのは、いつもの通りですから念のため。書名部分をクリックすると、表紙画像と、書店による説明を見ることができます。一部に未刊本があります。
  またついでに、この中で皆さんが興味を惹かれたものの人気投票をクリックアンケートすることにしました。実際に買われる必要は更々ありません。どれか一つ、書名の下のアドレスをクリックしてください。

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2006/05/10

ムラサキ・コホナオスマカの由来

melma! Back Number 2006/05/10 Vol.185 total 288 copies

Photo_2 アメリカ型の話ではないのですけれど、最近入手した古書「客貨車工学」(上巻)小坂狷二(おさか・けんじ)著、1948年(昭和23年)、日本機械学会刊にあった一口知識です。

 国有鉄道で15t積有蓋車を新しく設計した時、これは馬匹運搬に適するものという要望にもよったので(15t車は前後に3頭ずつ向合いにつなげる)、馬(マ)積みに適するものという意味で「ワ」と称することにした。しかるにその後15t無蓋車が出現したら、世間で「ト」と通称し出したので「ム」を積載重量15tを表示することとし、ラ、サ、キを追加した。「トラ」は2間物(13尺)の木材を2山に積むに適する車長を与えたもので、その積載重量が17tとなったものである。序でながら用途記号の「ス」はチィールカー、ク=ルマ、パ=poultry(実の発音はポートリだが、鶏はタするからパでよかろう)、ナ=マザカナ、ポ=porcelano、ミ=ズ、ト=ラック、チ=元「木材車」と称せられていたのでンバ(timber)、シ=元「重量品運搬車」と称せられていたのでその「重」の、キ=ユ、コ=衡重台用のウ、 記号も仮名が不足するので意味のないものもある:リ、ウ(豚はーいうからよかろう)、ヨ。

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