私のHOナローゲージ堪能法
3両全部を納めている箱を、偶に開けて、白昼夢に浸ると……
melma! Back Number 2006/09/10 Vol.195 total 305 copies
Oゲージのナローゲージが、On30(16.5mm)の興隆でOn3(19mm)も賑わっているようですが、HOナローはどうなんでしょう。BBS掲示板で述べたように、現在のNMRAの規格を改めて見るとHOのナローは、HOn2だけが規定されているのみです。日本でも信奉者の多いHOn3や、Nゲージにあやかって盛んになったHOn30が無いのです。一体、どうしたというのでしょうか。
ところで、当方もHOナローを保有していることを思い出しました。自作ではなくて、8年前の渡米で訪れたシアトルのグレート・アメリカン・トレイン・ショーGATSで求めた3両です。見てお判りの通りNゲージ車両を転用したHOn30のフリーランスです。
基本的にアメリカ型ナローには手を出さないことに決めていたのですが、真ん中に写っているフラットカーの積み荷のクラシック・カーに魅せられてしまったのです。これ、T型フォードでしょうか。ウェザリングも私には縁がないのですが、「偶にはいいか」と思ったこともあります。当時、こういうモデルで商売になっていること自体が新鮮な驚きでした。
今、レシートを見ると全部で135ドル、店の名前は「High Country Scenery Products」です。試しにインターネットを検索したのですが、出てきません。
もちろん、レイアウト指向は私に無くて、この編成で何をどうするという企ては皆目、無いのですが、問題はこの機関車です。Nゲージの多分、ライフライクかバックマンのドックサイドを種車に改造されているものの、ナローにしては煙突が小さいのです。オマケにキャブ寄のアーノルド型カプラーの爪が、いつの間にか欠けています。
この2つの点だけはいつか直したいと思っています。
というわけで、私のナロー趣味は、3両全部を納めているアサーン40フィート・ボックスカー用の箱を、偶に開けて、その手の白昼夢に浸る、という程度ですね。
私のGATS見物についてはトレイン・ショーの体験(2005.11.06)をご覧いただくとして、GATS自体は残念ながら今年4月に終了してしまっています。ただし、同じ種類の催し物であるグレート・トレイン・エキスポとか、ワールド・グレーテスト・ホビー・オン・ツアーが盛況のようですから、旅行のスケジュールが合えば、一度ぐらいは訪れてみる価値があると思います。なにか、各地を転々とするサーカス興行のノリですね。
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