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2006/09/28

国鉄技師訪米記23:船で帰国

「深海の魚釣」とはどうも判らない。日付変更線を西に向かうと
melma! back issue 2006/09/28 Vol.199 total 306 copies
The book of a JNR engineer's travels around the USA in 1950, part 23

このテキストの経緯と詳細については、第1回をご覧ください。

22 船で帰国

 11月25日(土)、いよいよ想い出の米国を去る日だ。12時5分、プレジデント・ウィルソンPresident Wilson号は静かにサンフランシスコ湾の中へ滑り出していく。見送りのロンゴ氏とザーム氏は固い握手をしてくれて「この次に来るときには家族を連れておいでなさい」という。
 船は一旦ロサンゼルスに2日寄港して、ハワイで半日とまり、横浜まで全コースを15日かかって行くのである。
 まず仕事の予定を立て、ハワイまでの間に米国滞在中にお世話になった人への礼状を24通書き、ハワイから日本までの間に帰国後GHQに出すべき報告書を作る。そして余裕の時間は集めたパンフレットの整理と、買ってきた書物類を読むつもりであった。しかし船には遊ぶ道具が豊富だし、じっとして本を読み字を書いていると不愉快な動揺が頭にくる。手紙を書き終え報告書も半分出来たがただそれだけで他は何も出来ない。残念だが仕方なかった。
 船の大きさは、重さ15,360トン、長さ455フィート、速度19ノット、乗客の数1等322、3等220(2等はない)とあり、アメリカンプレジデント会社の誇る豪華船である。

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2006/09/27

LA市街を突っ走るコンテナ列車

半地下式20マイルの接続鉄道が2002年に運用を開始して……
melma! Back Number 2006/09/27 Vol.198 total 306 copies

「アラメダ通りに沿って興味深いことが起こっている。
 我々の工場のフェンス際でユニオン・パシフィック鉄道が3複線のメインラインを建設しているのだ。この2、3週間、線路を敷設する機械が毎日動いていたが、今は調整が行われている。

 その様子を土曜に出かけて行って写真に撮り、来週にはウェブサイトに載せるつもりだ。様々な情報を総合すると、ここにはUPとBNSFが走るようだ。工場のフェンスの外側では作業が続いている。
 アラメダ通りを横切る2本の線路にはバラストが撒かれて今、走行出来るようになった。我々がウェブサイトに掲載した瓦礫の山は無くなって……」

Photo_2 という文章は本誌第6号(2001年5月19日アサーン社直送のメールをもらう方法)で、同社メールの一節を翻訳して紹介したものですが、このアンダーライン部分が、誤訳だったことが判明しました。

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2006/09/26

国鉄技師訪米記22:バスと電車

サンフランシスコでは路面電車と無軌道電車のトロリーが
melma! back issue 2006/09/26 Vol.197 total 306 copie
The book of a JNR engineer's travels around the USA in 1950, part 22

このテキストの経緯と詳細については、第1回をご覧ください。

18 バスと電車
 
 長距離輸送用として航空機、鉄道、長距離バスがあるに対して、近距離輸送、特に都市交通としてのバス、路面電車、地下鉄は決して等閑に付すことは出来ない。
 市街地のバスは大抵30~40名の定員で、前後に出入り口がある。車掌は多くの場合乗車せず、運転手一人で運転の傍らドアを開け閉め、料金を受け取り、乗換切符を渡す。しかもドアは前方と中央の2カ所にある。日本で考えると正に神業のように思われるが。

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2006/09/13

前後賞、5千万円が当たりました!

皆さんのサマージャンボの結果と、“夢”をお聞かせください……
melma! Back Number 2006/09/13 Vol.196 total 306 copies

サマージャンボ宝くじ

 1億円は無理でしたが、とうとうサマージャンボ宝くじで50,000,000円を獲得しました……といっても、インターネット上の「宝くじシミュレーター」というお遊びゲームの中での話です (*^_^*)
 番号をランダムに発生させ、それが実際の当選番号と合致していれば当選、という作業を数限りなく繰り返して、記録していくものです。私が10時間を掛けて約5億円!を投入した結果は次の通りでした。

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2006/09/09

私のHOナローゲージ堪能法

3両全部を納めている箱を、偶に開けて、白昼夢に浸ると……
melma! Back Number 2006/09/10 Vol.195 total 305 copies

 Oゲージのナローゲージが、On30(16.5mm)の興隆でOn3(19mm)も賑わっているようですが、HOナローはどうなんでしょう。BBS掲示板で述べたように、現在のNMRAの規格を改めて見るとHOのナローは、HOn2だけが規定されているのみです。日本でも信奉者の多いHOn3や、Nゲージにあやかって盛んになったHOn30が無いのです。一体、どうしたというのでしょうか。

 ところで、当方もHOナローを保有していることを思い出しました。自作ではなくて、8年前の渡米で訪れたシアトルのグレート・アメリカン・トレイン・ショーGATSで求めた3両です。見てお判りの通りNゲージ車両を転用したHOn30のフリーランスです。Dscf4318a

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2006/09/03

アメリカ鉄道経営史の"お勉強"

規制緩和には行政側の細心の注意と、民間側の柔軟な発想が必要なわけで……
melma! Back Number 2006/09/03 Vol.194 total 303 copies

 
Photo  当方の掲示板にBig Muskieさんからの発言で、「凄くマイナーな業界誌『CONTAINER AGE』の先月と今月がインターモーダル・トレインの特集を組んでました。小難しい内容でしたが、アメ鉄の現状を日本語で読めることに意義があると思います」と紹介がありました。そこで早速、検索サイトを使ってこの雑誌名を探ってみますと、図書館の蔵書や古書店の在庫、また参考文献としてアップされているものが、ソコソコ出てきます。また、出版元の有限会社コンテナエージ社という名前を頼りに索引を掛けて、電話番号案内と、業界誌一覧をヒットしました。

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2006/09/02

我が社のFユニット導入計画

本来はハイライナーズ社のキットを仔細に作り分けたいところですが……
melma! Back Number 2006/09/02 Vol.193 total 303 copies

F_units  一昨日に届いたMR、Model Railroader誌10月号で、私の一番の注目記事は何といっても"Modeler's guide to F units"です。EMC/EMDのベストセラーとなった第1世代のディーゼル機で、1939年のFTに始まり、F2、F3、F5、F7、F9、FP7、FP9、FL9と、1960年までに製造された7,500両を概観するとともに、N、HO、O、Gの各ゲージで発売されている製品についても解説しています。我々モデラーにとって悩みの一つは、これらの型式の見分け方ですから、今回の記事は大いに歓迎されることでしょう。本メールマガジンでも数年前に「カトー・ニュース」の1992年春号を引用した記事を発行しています。

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アンケート:採用されているゲージは?

今回のアンケートは、皆さんがアメリカ型鉄道模型で採用しているゲージをお尋ねしようと存じます。2種類以上をやっておられる方が多いようですので、メインとサブに分けて、同時に行います。プロト48やプロト87の場合は、OやHOを選んで、コメント欄にその旨ご発言ください。
 なお、ゲージではなくてスケールについては3年ほど前に、
メインhttp://cdb.enquete.biz/q/q000131/50CUw66w.htmと、
サブhttp://cdb.enquete.biz/q/q000140/wpLmh5dg.htmをお尋ねしています。

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