ブランチライン製の50'ボックスカー
melma! Mail Magazine Vol.212 total 322 copies
50' Berwick Boxcar by Branchline Trains model
久しぶりにウォルサーズ社へ注文を出すのを機会に、以前より気になっていた表題のモデルを混ぜてみました。50フィートBerwickボックスカー(2011年に金型を継承したアトラス社のサイト)、もちろんHOゲージのBN色です。ブランチラインはこのところヘビーウエイト客車で注目されているメーカーですね。【画像はクリックで拡大します】
ボックスカーの実物は、同封の説明書に拠れば、1972年から1981年にかけてBerwick Forge & Fabricating社から35以上の鉄道に納入されたとのこと。BNのナンバー・リストを調べるとRailBox社からセコハンで購入しています。
モデルは、今では珍しくなった、接着剤で組み立てるキットで、パーツの位置は気持ちよく決まりますが、一部にグリーン塗装の薄い箇所がありました。金属手すりは塗装をサボって、そのまま取り付けています。
屋根は、ランナーから切り離した部分がササクレていましたので、流し込みタイプの接着剤を塗って押さえ込んでみたものの、完全には直っていません。できれば、パテとサンドペーパーで仕上げて、全体をシルバーで塗り直したいところです。
台車には、枕梁部にAccurailの刻印があり、同社から供給されているようです。また側梁表面にはASFの文字が読めます。
カプラーはE-Zメートです。
ビックリしたのはウェイトで、なんと大きな鉄ナットが2つ、入っていました。一体どうやって固定するのか、説明書には何も記載がありません。もちろん常識的に考えると接着剤だけでは心配で、小ネジか針金を併用したいところです。
思案の末、今回は定石を破って、先日購入した新しいタイプの5分間エポキシだけに頼ってみることにしました。一般にエポキシ接着剤は半透明で、固まるとカチカチとなり、こういう箇所では、いずれパリンと剥がれてしまいます。
ところが買ってきたものはA剤が白、B剤が黒で、混ぜると灰色になり、硬化しても少し柔らかさが残るのです。これなら、歪みとか熱膨張率の違いなどを逃げられるのではないかと考えたのです。ただし念のため、屋根には接着剤を流していません。
車体長が180mmで全重量が135gありますからNMRA推奨値はクリアーです。
以上、色々ありますから、全体としては、この型式に拘りがある方のみにお勧めできる製品と言えるでしょう(^_^;
ところで、ウォルサーズの小売り部門は昔、ターミナル・ホビー・ショップと称したと思いますが、今はウォルサーズ・ショールームを名乗っています。発注が12月13日、発送が翌々日の15日で、到着は1週間後の22日。便利な世の中になったものです。
【追記】5年振りに引っ張り出してきて、屋根を外してウエイトを確認しましたら、着いていたことは着いていたのですけれど、指で押すと簡単に取れてしまいました。
薄く残っている接着剤は柔らかいままですが、プラスチックとの接着面で全て剥がれていますから、脱脂が必要だったのかもしれません。今ならセメダインのスーパーXを使うところですね。
で、現在のワークスK標準工法で、鉄板を両面テープ(自動車内装用)で貼り付けておきました。ついでに一部写真を撮り直しました。2011-07-05
【追記2】今になって思い出したのは,BNが引き受けたRailboxの中古車はプレートB,すなわち5077cu.ft.だったことです.このモデルに四角のプレートCマークが無いことを見ても納得するのですけれど,これブランチライン製ですからプレートC,5277cu.ft.のはずです.車高でいったら,52.8/4,597ミリと54.2/4,724ミリの違いです.測ってみなければとは思うものの,どこへしまったか…….2024-02-05
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コメント
当方も買って組み立てました。
ウェイトは東急ハンズで切ったアルミ板に穴を開け
雌ねじを切って固定しましたが、軽かったのでA-Lineのウェイトを載せないといけない様です。
カプラーはKadeeに交換しましたし、台車もKadeeに換えました。
ブランチラインの製品で初めて買った製品は50'GARXプラグドアーボックスカーです。
SPレッド塗りでまとめようとしていますが、此処にもディカール自作の壁があります。
投稿: kiichi yamamoto | 2006/12/24 20:35
確かにこの台車、転がりが悪いですね。E-Zカプラーのヒゲバネが首振りを妨げることがあるし……。種々交換しなければならないとコストがバカになりません。
投稿: ワークスK | 2006/12/24 21:12
側梁表面にはASFの文字が読めます
についてですが、ASFとはアメリカン・スティール・ファウンドリーズ(American Steel Foundries)社の事です。ASF社の貨車用台車にはライド・コントロール(Ride control)と登録商標が付いています。
>>コメント、ありがとうございました。【ワークスK】
投稿: 匿名希望 | 2006/12/26 00:33