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2007/05/21

C&Oの流線形ハドソンと鉄道車輛401集

 先日届いたRMC=レールロード・モデル・クラフツマン誌の5月号PSCの広告にC&O=チェサピーク&オハイオ鉄道流線形蒸機のHOモデルが登場しました。
  

 実は、私が生まれて初めて知ったアメリカのストリーム・ライナーは、20世紀特急でもデイライトでもなくて、これL-1なんです。「鉄道車輛401集」という、TMSに連載されたプロトタイプ・ガイドという記事を集めた特集本のp16、元々は1950年(昭和25年)10月号で、不鮮明な写真と簡単な形式図が出ています。
「テンダ後部をご注意願いたい。わざわざ客車と同じ高さにしているのだ。如何にロコが大きいかもお察しいただけると思う」という一文と併せて、アメリカは凄いという印象を持ったものです。

 この本、1950年から1958年までをまとめていて、初版が1960年に発行されていますが、もちろん私がそんな古いものを買えるはずが無く、1967年の第3版です。初版は表紙の橙色部分が青だと思います。
 日本型を含めて実物の情報に飢えていた時代でしたから、繰り返し繰り返し、それこそなめる様に文章を読み図面と写真に見入ったものでした。アメリカ型は、イリノイ・トラクションのBBBB凸型電機、UPのスタンダード・ガスタービン、インガルスの試作ディーゼル・スイッチャー、ペンシィのDD-1、ボールドウィンのニッカーボッカーB型サドル・タンク。あるいはキャメルバックやバンダービルト・テンダー、フラット・ノーズ、ピギィバックという言葉も皆、この本で知ったのです。
 早い話が、私が持っている実物知識の正に原点で、模型の方の「模型とラジオ」誌の増刊号と双璧をなしているとも言えます。
 
 さてこの流線形ハドソンは、ロバートRヤングという社長が画期的な特急列車を自社線で走らそうと、製造後25年経った古いF-19パシフィック機4両を1946-47年に改造したものです。1948年になってバッド社から46両の豪華ステンレス客車が届いた時に計画が頓挫したということで、我が国九州鉄道の「或る列車」にも匹敵する悲劇の主です。
 4両の内のトップナンバー490が生き残り、B&O鉄道博物館に保存されていますから折に触れて紹介され、また実際にご覧になられた方もおられることでしょう。次はWes Barris氏によるスチームロコモーティブ・ドット・コムにある保存機の写真です。

 
Img457  ところでボイラー・ケーシングに塗られた色は登場時がオレンジで、残った490が1950年以降にイエローに塗り替えられたと同サイトでは読み取れるのですが、PSCの広告では492と493がイエロー、490と491がオレンジとなっています。同社サイトによれば、日本のディーラーは豊中のイチフジと西中島南方のH&Yササキです。
 
 なお、日本の雑誌では門奈一衛さんという方がTMSの1986年2月号にHOスクラッチモデルを発表されています。Oゲージではライオネル製の3線式が有名ですけれど、デフォルメが気になって手が出ません。もしHOの売れ行きが良ければ、PSCがOゲージでも出してくれるとは思いますが、もの凄い値段設定になってしまうことでしょうね。

【追記1】401集は、初版が上下2分冊でオレンジ、第2版が1冊でブルーだったのでしょうか。よく判りません。

【追記2】401集の第2版がシロ松本氏のHPに載っていました。なお、ヤマ氏が拘っていた漢字は「輛」でして、「輌」ではありません。それに抗って私が「両」を使う理由は、当用漢字であることの他に、「車輌」や「車輛」では「車」が重なって冗長だという意識です。

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コメント

この時期はロバート・R・ヤングが政府に接収されていたC&O所有の高級リゾートホテルのザ・グリーンブライアー(C&Oの4-8-4のJ-3/J-3a型式グリーンブライアーの由来は此処から)を買い戻して改修していた時期に当たります。その新特急列車はザ・グリーンブライアーへの訪問客を当てにしていたのでしょうか?

投稿: kiichi yamamoto | 2007/05/21 20:23

実は4-6-4と同時に4-8-4の流線形も計画されていました。サイドビューの予想図は、一寸泥臭いスタイルでしたが、掲載されていたはずの蔵書が見つかりません m(_ _)m

投稿: ワークスK | 2007/05/22 00:29

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