文学にみる「アメリカ鉄道物語」
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The ad of C&O L-1 model imported by PSC appeared in the May 2007 issue of the Railroad Model Craftsman magazine.
先日届いたRMC=レールロード・モデル・クラフツマン誌の5月号PSCの広告にC&O=チェサピーク&オハイオ鉄道流線形蒸機のHOモデルが登場しました。
実は、私が生まれて初めて知ったアメリカのストリーム・ライナーは、20世紀特急でもデイライトでもなくて、このL-1なのです。「鉄道車輛401集」という、TMSに連載されたプロトタイプ・ガイドという記事を集めた特集本のp16、元々は1950年(昭和25年)10月号で、不鮮明な写真と簡単な形式図が出ています。
「テンダ後部をご注意願いたい。わざわざ客車と同じ高さにしているのだ。如何にロコが大きいかもお察しいただけると思う」という一文と併せて、アメリカは凄いという印象を持ったものです。
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当方の掲示板でBig Muskieさんからお教えいただいて定期購読しているコンテナ・エージ誌の2007年5月号が届きました。表紙の佐々木也寸志氏によるUPコンテナ列車が魅力的な号です。
記事では先月号に引き続き、澤井希丞という方の「Maerskの『アンチテーゼ』が示唆したもの-再考『鉄道輸送の本質』」が興味を惹く内容です。船でも鉄道でも自動車でも、また旅客でも貨物でも、ロット性が鍵という主張は、ずっと運輸業に携わっている身には新鮮に響きます。
しばらく前にMaerskが集配拠点数を削減するという報道を受けてのテキストですが、コンテナ輸送が拡大して小口ロット側に振れ過ぎたので、原点に戻ってその特性を発揮できるロット性を取り戻すという同社の戦略が、よく理解できました。我が国のJR貨物の置かれている難しい立場も分かります。
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5月5日、痛ましい事件が起きてしまいました。私も20年ほど前、ジェットコースターの安全を維持するお手伝いをしていた経験がありますので、身につまされる思いです。原因はこれから究明されるでしょうが、遊園地の乗り物のウィークポイントは、回転曲げを受ける車軸や、衝撃の加わる溶接部分などたくさんあって、これらは疲労破壊に至りやすい箇所といえます。もちろん、この類の事故は今に始まったことではなくて、蒸気機関車の昔から、繰り返し、繰り返し、起きてきました。このブログの本題からは外れますが、ちょっと書かせてください。
根本的に、皆さんは、こんな事故を防ぐことは簡単なはずだ、と思われることでしょう。しかし、疲労破壊には、大変に難しい面があります。
それは、予兆の発見が困難なことです。
すなわち、延びや曲がりとか、摩耗は、目で見て直ぐに感知できます。しかし、疲労はそうではありません。深く静かに進行するのです。そして、ある日突然、折れます。
疲労には3つの段階があります。先ず第1は、文字通り、疲労がたまる段階で、外から見て全く判りません。第2は、微細なクラック(ヒビ)が発生して進展する段階。そして第3は、残存部分で持ちこたえ切れなくなって破断というステップです。
この第2段階のクラックを早く発見すればよいのですが、これが大変に難しいのです。
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