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2007/10/30

リモネンで組んだTDLナロー蒸機

A plastic model of the TDL steam locomotive, assembled with glue d-limonene

【リモネン系接着剤の優れた特性については接着変形の研究をご覧ください。実験の状況を5回にわたって詳しく報告しています】

 先日模型店でリモネン系接着剤を買いました。種々調べると、どうもアメリカでは数年前から"non toxic"として普及していたシロモノの様です。日本で接着剤に困るようなことはないし、有機溶剤ですから航空便で引っ掛かっても嫌だし、元来はわざわざ輸入するはずはないものです。

 キャップを開けると、確かに柑橘類の臭いがします。これなら家族からクレームも少ないことでしょう。早速、プラスチック・キットを1台組んでみました。東京ディズニーランドが1983年に開業した折りにアトラクションの一つとして導入した協三工業製の2-4-0蒸気機関車を、1/45で再現したモデルです。トミーの発売で、同社は同時に1/80、9mmゲージでも客車とセットで発売しましたから、ファンの間では結構有名です。全くのディスプレーモデルとはいうものの1/45で、近年盛んになってきたOn30のハシリといえないことはありません。
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2007/10/26

ケーディー・カプラー解放の奥の手

 先日届いたModel Railroader誌の2007年11月号には"HO Knuckle Coupler Guide"と題して、市販されているケーディー型カプラーの紹介が載っていました。日本では、ほんの20年前までケーディーは天賞堂の輸入販売で高嶺の花だったことを思えば、今日のプラスチック貨車が軒並みこれを付けていることには隔世の感があります。

 このところdda40x氏のブログや当掲示板でベーカーとかX2Fを話題にしたものですから、私も興味深く読んでいた中で、ひとつ気になったのは、記事に解放器=アンカプラーuncouplerについての言及がなかったことです。ケーディーが“オートマティックな連結と解放”を謳っていてはいるものの、あちらでも解放は“5本の指で”という場合が多いからかもしれません。確かにケーディーの解放器は設置が大変です。

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2007/10/12

ラジコン路面電車の怪走

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 一昨年の11月に「Oゲージ路面電車の大構想」や、「ラジコン路面電車の試作」などと華々しく珍奇な企画をブチ挙げたものの、一向に形になったものをお見せできない状態が続いていましたが、プラスチックの車体を塗装して、走るまでになりましたので報告します。といっても、色は、このところの当方の標準色である“ゴールド”で、かつプラの車輪でジイジイ動くだけですから、鉄道模型を名乗るのも恥ずかしいシロモノです。
 上の写真の赤い電線がアンテナで、レールはトラムウェイから通販で購入したETS製品です。

 まあ、YouTubeを一度使ってみたかった、というのが本心かも知れません。ピントが甘かったり干渉縞が出ているところは初心者の悲しさですね。再生すると異音!が出ますからご注意ください。

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2007/10/01

SPのCPハンティントン

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Edscf5542 サザン・パシフィックSouthern Pacificの蒸気機関車といえば、急客機のデイライトGS-4か、はたまた巨大なキャブ・フォワードが相場なのですが、実は、写真の様な可愛らしい古典蒸機もあります。前身がアメリカ最初の大陸横断鉄道セントラル・パシフィックですから、その当時の機関車です。
 私の「Oゲージの玉手箱」にSilver Streak製のプラスチック・モデルを展示していますので、ご覧いただいている方もおられることと存じます。そこに書いたKemtron製品を長い間探していて、やっと入手しましたので、自慢がてら御紹介することにしましょう。

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