福井鉄道武生付近1972年
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ここ4回、連結器を話題にしてきた中で、分かり難いのは緩衝器の仕組みです。解説がないか、とウェブや書物を探してみたのですが、生憎見つかりません。手持ちの資料も一昨年あたりに処分した一切合切の中に入っていた様な記憶だけで、覆水盆に返らず……。というわけで、言い出した手前、ざっと説明しようと思います。
さてインターネットで唯一、緩衝器の作用に言及していたのは、実物のメーカーである住友金属の製品案内で、次の絵がありました。ただしこれ、専門の技術屋を前提にしているようで、素人は何のことかチンプンカンプンだろうと思います。【画像はクリックで拡大します】
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ウィキペディア日本語版で「連結器」の項を読むと、緩衝器についての理解が不足していることが明白です。外から見えないものなので、無理もないとは思います。
35年ほど昔に金沢で日本海博覧会という催しがあって、東洋活性白土が保管していたナロー蒸機を国鉄が借りて運転したことがありました。客車は確か松任工場が新造したと思います。なんとこれが、開幕1日か2日で連結器取付部を潰してしまったんですね。原因は緩衝器がなかったことです。まあ、専門家といえどこのレベルです。
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Is the knowledge of couplers in Wikipedia useful?
ウィキペディアは知識の源泉となり得るのか? という疑問は正直、日々湧き上がり、また新聞や雑誌、個人のブログ等にも時々登場するテーマですね。2、3年前に較べれば長足の進歩が見られるとはいうものの、ところどころで不思議な記述に出くわします。
ここでは先日来、私が調べている「連結器」の項について、首を傾げた点を俎上に上げて、ウィキペディアについて考えてみました。
(1)ウィキペディアの錯誤の数々
まず、自動連結器についてです。「古典的構造の場合、引張力は車体取付部に直接伝わる。圧縮力は緩衝器を挟んで伝わる。緩衝器は反発力によって相手車両を押し出すのに十分な容量があるところ、連結面で22mmの遊間(遊び)があることから、加減速時の衝撃を吸収しにくい弱点がある」
うむ。これでは「牽引時には緩衝器が利かない」ということなりますが、もちろん事実は違います。同じ緩衝部材(コイルバネや積層ゴム)が牽引・推進両方に作用する構造が一般的です。構造説明図の読み間違いか、ネジ式連結器の鈎付き引張棒に緩衝器が装備されていないという思いこみから来た誤解が原因だと思います。【当ブログの緩衝器の基本的な働きおよびネジ式連結器の知られざる真実を参照】
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新年を迎えたことでもあり、皆さんが重ねたヨワイをお尋ねしようかと思ったのですが、2年前に実施したばかりでそれほど変わっていないと考えて、趣味歴の方を実施することにします。
皆さんがアメリカ型にのめり込んでからの年数をお答えください。模型でも、実物オンリーでも構いません。ちなみに私は1993年からですので15年です。
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Factory MOE! boom, We all would love to plant that mess.
新年早々の1月5日、読売新聞の夕刊に「工場の美、再発見」と題して近年、剥き出しの配管や巨大タンクに萌え~というブームが起こっているという記事が掲載されました。
「剥き出しのパイプや夜間照明に浮かび上がるプラントなど、工場を造形美として鑑賞する動きが広がって」いて、写真集が出版され、工場を見学するツアーが企画されているのだそうです。上が、その先駆けとなったという写真集「工場萌え」(東京書籍)です。 アマゾンコムを検索すると、これ以外にも多々あります。
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