フラッグスタッフ・デポ
A visit to Amtrak Flagstaff Depot, Arizona
昔のサンタフェ鉄道AT&SF、今のBNSFの本線に寄り添ういにしえのルート66、現在のインターステート40号線を東へ進み、アリゾナ州のキングマンKingmanに宿泊しました。さらに東へ向かい、休憩でフリーウェイをフラッグスタッフFlagstaffという街で降りたのです。そして旧道を行くと、一目で駅舎と判る古い建物が見つかりました。【画像はクリックで拡大します】
陽が照っているところは暖かいものの空気は冷たく、ところどころに雪が積もっています。見れば見るほど立派な造りです。列車が来そうにないのでグルッと一周してみました。1階部分がレンガ、2階から屋根が木造の漆喰壁でしょうか。赤と緑と白が素晴らしいマッチングを見せています。屋根にはアムトラックのマークがあります。
建物内に入ると、東側がアムトラックの駅となっていて、真ん中は観光案内所の様な雰囲気。さらに西側はお土産売り場となっています。
壁に掛かっている時計は、当地の時刻や4つの標準時を指していると思うのですが、それにしてはちょっと変です。
次は少し東に離れてあった石積みの建物です。貨物用でしょうか。
地図によれば標高が6,910フィート、すなわち海抜2,100mという高さです。こんなところに当たり前の様に鉄道が走っていて街があるというのは私の想像のラチ外です。
これだけ魅力的なのだから紹介されているはずと雑誌で探すと、果たせるかなメインライン・モデラー誌の2000年6月号p58にありました。図面は折り込みページに東西南北の4立面と平面です。写真は古いものが2葉掲載されているだけです。まあ「詳しく知りたければ現物が残っているよ」ということですね。
この号の頃は定期購読していたはずなのですが、迂闊にも覚えていませんでした。
Mainline Modeler Magazine June/2000 p58, AT&SF Flagstaff Depot
添えられているコメントに拠れば、建設はサンタフェAT&SFの手により1925-26年で、それが1992年にフラッグスタッフ市に買い取られ、1994年に大改修されてビジターセンターとアムトラック・ステーションとなっているとのことです。
フラッグスタッフとはどんなところかとウィキペディア英語版を引けば、この駅舎が紹介されていてビックリです。ただし日本語版には出てきません。
まあ、これだけ格好が良くて、図面も存在しているのですから、思い入れのある人間がいて、模型化なり製品化なりが必ずなされているはずです。異邦人の出る幕はないと思いますが、レーザーカットのキットがあれば……。
■次のGoogleマップで、ちょうど真ん中の東南東に細長い屋根の建物です。
■塗り替え前の写真が見つかりました。やはりグリーンの方が感じがいいですね。Fallen Flags Railroadのサンタフェのページで、だいぶ下の方に「Other Photos」というカテゴリーがあって、「Station - Flagstaff AZ」として何枚かがあります。いずれも撮影が2001年です。
■2000年3月の様子をイナ@ペンさんが「昔写真・おじラスで,3度目の大陸横断」として披露されています。2008-08-05
■1995年8月に訪問された姿が須藤康夫さんの「百年の鉄道旅行」にありました。2008-09-23
| 固定リンク
「鉄道マメ知識」カテゴリの記事
- 本邦における真空ブレーキの歴史(2025.06.14)
- とれいん誌2018年7月号 砂焼き小屋と芦屋変電所(2018.06.22)
- 転換クロスシートの探求(6)(2018.06.02)
- 転換クロスシートの探求(5)(2018.05.29)
- 転換クロスシートの探求(1)(2018.05.11)
「北米鉄道巡り」カテゴリの記事
- スカイトップ展望車の水上レストラン◆高田寛氏のお便り(2021.03.28)
- あこがれのシャイアン2017◆高田寛氏のお便り(2018.10.22)
- 変貌するデンバー2017◆高田寛氏のお便り(2018.10.21)
- ニューヨークの風景2017◆高田寛氏のお便り(2018.10.20)
- ボストンの近畿車輌製LRV◆澤村達也氏(2013.01.16)



最新ニュースや、手持ちの書籍、カタログなどを紹介
HOスケールのアメリカ型コレクション BNを中心に他も
HOのアメリカ型ファンタジー物を中心に日本型や欧州型など(ガラクタボックスから改称)
アメリカ型Oゲージのコレクション 流線型が大好き
鉄道と鉄道模型雑誌の記事全文を検索可能 MRH,MRG,RMJ誌へは直接リンク
アメリカ最大の発行部数を誇る月刊誌で、このサイトに業界情報も掲載されます。
無料ダウンロード・マガジン
アメリカの、いわゆる業界誌
プラスチックやブラスの膨大なカタログ・コレクション

インタアーバンや旅客鉄道がテンコ盛りのSotaro Yukawa氏のサイト
UPが誇った超大型の蒸機やディーゼル機を高性能で再現しようというプロジェクト。彼の地の訪問記に注目。
1970年前後を彼の地で過ごされたarxさんのブログ。NゲージでD&RGWコレクションを展開
アメリカ型の貴重な情報源"とれいん"誌編集部のブログ
















コメント