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2008/10/25

井上順二氏の1/24、EF62は台車が凄い

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 関西合運2008で私が目を丸くした作品の一つに、表題の45mmゲージ電気機関車があります。JAM大阪大会でもお見せいただきましたが、とうとう全体が形になってきました。

 車体は実物通りに骨組みから作られています。屋根が張られはじめたところで、モニタールーフや側面通風口は取り外し式になるようです。なお、骨の繋ぎ目はハンダ付(ロー付?)にピンを併用しているとのことです。

Jimg_3199  モーターは実物とは異なり1台車に1個で、機関車だけが走ればということで採用したけれど、密かに7両ぐらいの牽引を狙っているとのお話でした。台車枠上の小さな黒い点は、M1.4のビスの頭です。私だったら何本のタップを折るだろうかと、ため息が出ます。

 台車の構造を見たかったので、お願いして台車をひっくり返していただきました。
 次のYouTube動画をご覧いただくと、車輪が回っています。これは、もう一つのモーターをループで繋いで、軸に取り付けたハンドルを手で回すと、発電した電気でモデルの方が回ってしまうという効率の良さです。

 手で車輪を押し付けているのは、実物通りに再現したリンク式を見せていただくためです。ギア・トレインとは別に車輪だけが沈み込んでいるところがお判りいただけるでしょうか。クイル式とかリンク式とかについてはウィキペデアをご覧ください。

Jimg_3195  私が一番見たかったのは、無心皿方式を再現したリンク式の牽引装置です。手で台車をボギー回転させると、リンクが動きます。
 少し触らせていただくと、ピンのガタはほとんど無くて、何か工夫をされているようです。左右のベル・クランクを繋ぐリンクはギア・トレインを逃げるために曲げられています。
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Jimg_3200  実物は左右動とボギー回転を枕バネの横変位で吸収する構造で、背の高いバネが気持ち悪いぐらいに変形しますが、このモデルでは車体側アンカー受の内側にストッパーを設けて左右動を規制し、バネ上部の車体側を滑らせています。
 これで8番ポイントを通過するそうです。なおこのポイントはLGBの直線レールから改造したとのことでした。

 ところで1/24、45mmゲージといえばデアゴスティーニのC62で、これも同時に進行中でした。先日の倉石榮夫さんといい、ベテラン・モデラーや恐るべしですね。【写真はクリックで拡大します】
第17回、2008鉄道模型大集合 in Osaka 大阪府交野市私市 G gauge Junji Inoue

■信越本線上田駅でのEF62の思い出話と、オーバーランド社がHOで発売したSDP45の似非リンク式試作BB台車の話もご参考まで。

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コメント

河内重工さんには2年ほどお会いしてませんが、またまたスゴイものを作られていますね。
一度工房にお邪魔したことがあります。ミーリングバイスは中古品ながら10万円以上の高精度のものを使っていると聞き、「弘法は筆を選ぶ」と悟った次第です。

投稿: RAILTRUCK | 2008/10/25 10:11

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