関西合運2008はメチャ楽しかった
先ず、体育館の壇上を陣取っていたJORC関西のレイアウトにアメリカ型を発見しました。左が鎮目泰昌さんがMTH製品から大改造で2線式にコンバートしたNY地下鉄、左はPRRの2B2電機で、多分古いMG製品O-1だと思います。
こちらはGTC(ゼネラル・トレインズ・クラブ)で見た、煙を吐いて疾走するPRR、K4sです。MTH製品ですね。HOの発煙は貧弱だろうと決めつけていましたが、結構迫力がありました。心配した臭いは疑いようもなく石油系ではありますが、それほど不快ではありません。ただし、油煙ですから機関車の屋根の汚れがどの程度か、気になります。【もし、画像やテキストでプライバシー上などの不都合がありましたら、お手数ですが当方のプロフィール・ページにあるアドレスにメールをいただけないでしょうか。即刻対応させていただきます】
閉会間際に御邪魔したKTMC(関西鉄道模型クラブ)のレイアウトです。なんとこのシーンだけでダブルスリップが4つも設置され、しかも1つはシーサスに組み込まれているという凝り様です。車両の走行シーンを見物できなかったのが残念です。ブツはシノハラの8番だと思います。
日本トロリーモデルクラブのエリアにあった、実物の地下鉄が採用する外側第3軌条を再現したモデルです。会場入り口で渡されたパンフレットに拠れば、池永さんという方の作品とのことです。
コレクターシュー=集電靴はリン青銅板で上から擦る方式となっていて、下からの実物とは異なります。この集電靴は台車毎に取り付けられ、側枠にハンダ付けされている、ということは、台車は黄銅製に取り替えられたのでしょうか。第3軌条は実物の様に右に左に振り分けられていて、楽しい雰囲気です。大変に調子よく走っていましたが、設置の精度を確保することは大変だったろうと思います。モデルはProto1000のNY地下鉄R17です。
こちらはHOJCの部屋にあったナローのピザ型レイアウトです。このガラス容器はケーキの覆いで、確か「シフォン・ケーキ」用、レールは半径100mmで電池駆動、ベースは自作だと伺ったと思います。ガラスはプラスチックと違い、汚れや傷付きに対して安心感がありますが、値段はピカイチです。(安いと思ったのはアクリル製でした)
HNモジュールというグループ展示の中にあった、自走式のボンネットバスです。道路に埋め込まれたピアノ線にステアリングされて走行するそうですが、バス停からスイッチ一つで走り出し、踏切の手前で一旦停止、一周してまたバス停に止まるという素晴らしい芸当を見せていただきました。構造などは製作記録番外編というページに詳しく解説されています。なおモジュールの規格はTMS2007年1月号にも掲載されたとのことです。
以上、もし、画像やテキストでプライバシー上などの不都合がありましたら、お手数ですが当方のプロフィール・ページにあるアドレスにメールをいただけないでしょうか。即刻対応させていただきます。
合運の紹介は、もう少し続きがあります。
■ピアノ線ガイドのバスが、 ウォルサーズのカタログに掲載されているのを発見しました。FallerのCar Systemという名称で、バリエーションがあって面白そうです。ただし、値段に関しては、レールファンとして手を広げたくないレベルかと……(^_-) 乗用車もあります! なお、19年も前のTMS誌89年9月号ミキストにMIBA誌8月号からの紹介がありました。不二商によるデモも見たとのことです。なお、ウォルサーズで売っているドイツ語解説本はCar System IIとありますので、この当時からは改良されている風です。2008-11-05
■関西合運2008の様子は、当方の記事で「Oゲージのメルヘン鉄道はイッツ・ミラクル」や「井上順二氏の1/24、EF62は凄い」もご覧ください。2008-11-06
■宮崎繁幹さんより「NRHS日本支部を設立準備中です」というコメントを掲示板の方にいただきました。ご興味をお持ちの方は鉄道友の会事務局に連絡を取られることをお奨めします。
米国の鉄道ファン組織に、NRHS(National Railway Historical Society)があることを、ご存知の方がこちらには多いかと思います。鉄道ファン人口では、最大と思われる国だけに、会員も1万7千名居るとのことです。この会の日本支部を作ろうと云う動きが、現在進んでいます。
彼の地には、鉄道も多いだけに鉄道ファン組織も色々あり、過去の主な第1級鉄道は、たいがい独自の鉄道ファン組織(○○Historical Society)と云うのがあります。それに対して、全国的なものとしては、NRHSのほか、L&RHS(Locomotives & Railway Historical Society)と、鉄道模型人の集うNMRA(National Model Railroaders Association)がありますが、NRHSは、その中でも最大のもので、70年に亘る歴史があります。米国外にも、カナダと英国に支部がありますが、第三の海外支部として、日本支部を作ろうと云う訳です。
どの程度まで、進んでいる話なのかって? よくお尋ね下さいました。勝手連を作って先方に、無断で立ち上げようなどと云う話では、もちろんありません。NRHSは毎年、ナショナル・コンベンションと云うのを開催しています。これは年次総会もやりますが、撮影会、見学会、貸切列車運行などの各種行事も併催する全国大会みたいな催しで、今年は6月にテキサス州のフォートワースで、ありました。ここでも話題が出ました、有名撮影地のTower55がある街です。その大会に、日本から2名が参加しました。ひとりは、私で、もう一人は、こちらにも時々お見えになっている松尾さんです。
事前に話が通してあり、NRHSの会長や支部設立担当の役員にお目にかかってきました。当然、歓迎しますと云うお話で、設立方法もご指南を受けてきました。そして設立に必要な最低人数の目処も、現在ほぼついたと云うところです。更に、日本の米国型鉄道ファンに広く呼びかけて、日本支部の創設メンバーの一人になって頂こうと思い、ここに書かせて頂くことにしました。NRHSは、WEBを持っていますので、もっと詳しく知りたい方は、URL http://www.nrhs.com/ をご覧になってください。
この話には、日本で最大の鉄道ファン組織である、鉄道友の会のご協力も得ています。同会は、機関誌の交換などを通じ、長年にわたりNRHSと友好関係にあります。具体的には、本件に関する連絡住所を、当面、鉄道友の会の事務局とすることに了承を頂きました。これを読んで、ヨシッ!、俺もひとつNRHSに入って、日本支部創立メンバーになってやろうと思ったかたは、是非ご連絡下さい。インターネット上での鉄道談義も面白いですが、Face to faceで米国鉄道を楽しむのも、また愉快だと云う支部になれば良いと思っています。では皆様どうぞ宜しく。
連絡先の、鉄道友の会事務局は、〒102-0074 東京都千代田区九段南4-7-16 第五DMJビル3F TEL.&FAX:03-5215-0305です。
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コメント
今日は運転会でお会いできてお久しぶりでございました。
サーフェサー色の700で申し訳ないことでした。床下調べたり、屋根上調べたり…の方が時間かかって、なかなか進みませんでした。1/87日本型私鉄を作るには、まだパーツ不足ですね。パンタはTDK-C系でしょうか。1/87製品はまだありません。とりあえずPT42を載せようかと思ってます。床下もエコーフクシマ系でやる予定です。何か参考資料ありましたらよろしくお願い申し上げます。
投稿: ヤマ | 2008/10/20 00:12
ピザ型レイアウトのガラス容器ですが、アクリル製だと傷が付き、汚れやすいので、どうしてもガラス製が欲しいということで、なるべく安いのを探しました。
インターネットの通販ですが、どこで購入したかは忘れてしまいましたが、リンクで紹介されているものよりは、かなり安いです。
綺麗ですが、今回のように持ち運ぶ際に割れる心配があります。
おかげさまで、この機関車は、電池を取り替えることなく、2日間ずっと走り続けていました。
投稿: 森井 義博 | 2008/10/20 08:23
ヤマさん、森井義博さん、コメントをありがとうございます。HOJCの皆さんは探求心が旺盛でいつも興味深く拝見しております。何やら転車台がどうのこうのとお話しされていたので、来年は……
ところで、ネットを検索していて「ケーキ・ドーム」という言葉を初めて知りました。昔、ニコン交換レンズのケースを"お立ち台ジオラマ"に使えないかと思ったこともありましたが、透明プラスチックが汚れてきて、気がそがれた記憶があります。
700は もしかして幕板レタリングの時代にされるなら、デカールで協力させていただきます。
投稿: ワークスK | 2008/10/20 22:09
ご援助ありがとうございます。700(600もですが)幕板レタリングの時代はいつごろまであったんでしょうか。濃緑一色塗装の時代ですよね。緑濃淡になってからはレタリングなしですが、つい最近は幕板レタリングが復活しましたね。ブログタイトルと離れるのでメールにしましょうか。
投稿: ヤマ | 2008/10/23 22:57