近江国は木之本の街並み散策
木之本というと昔、北陸本線の柳ヶ瀬越えで知られた「木ノ本」と、漢字一文字が異なる駅名の方が、我々は馴染みがあります。いつもは国道8号線を素通りしてしまうので、先日ちょっと時間があったのを口実に、駅の方に行ってみました。右のGoogle地図では、南から来た天下の8号線が木之本という交差点で直角に左折します。これを反対に右折すると市街地です。
踏切を渡ると左側に駅舎が見えます。ただ、近付いても写真を撮りたい雰囲気がありません。それで、踏切の道に取って返して東へ進むと、路面が石畳となっていて、こちらは何かありそうな気配です。
すると期待に違わず、すぐ左手に古い石造り建造物を発見しました。ツタが絡まり、エンタランスが立派です。ただ、2階のガラスが割れ、窓から覗き込むと室内は木造で散乱しています。看板などには「丸二テグス」とあります。通りがかったお年寄りに尋ねると、繊維関係の会社で、昔は繁盛したのだそうです。
後刻、sano567さんという方のブログに解説をみつけました。
さらに東へ、地図に拠れば「地蔵坂」という通りを進んで、突き当たりのT字路角にあったのは「あたらしや」という洋品店です。この辺りも石で舗装されていますが、所々にアスファルトの補修があって残念です。

このT字路を右へ、南に折れると、ギリシャのエンタシスが現れました。迫力満点です。看板は「株式会社滋賀銀行木之本支店」で、「登録有形文化財、文化庁」のプレートが掛かっています。ただし綺麗に磨かれ過ぎて、風情はありません。ここもsano567さんが解説されています。
その先に進むと、滋賀相互銀行という使われなくなった建物です。窓に鉄格子がはまって如何にも金融機関という趣です。
この辺りは元本陣とか江戸時代の風情を売り物にした町並みになっています。
その中で、私が気に入ったのは今も商売している醤油の醸造元です。
ここで引き返して北へ向かうと、「すし慶」という料亭の隣に、大黒天の屋根飾りを付けた御屋敷をみつけました。これは"うだつ"を含めて観光案内にも紹介されています。
古い街道沿いの家々は意識してアルミサッシ化を避けているようです。街を外れる辺りで立派な納屋もあります。土地全体が裕福だったのでしょう。
帰宅してインターネットを検索すると、木之本町は江戸時代の北国街道の町並みを売り物に観光振興を図って街おこし計画を練っていて、滋賀銀行の他に丸二テグスもこの計画に組み込まれているようです。
まあ、どの時代に絞り込むのか、あるいは単にレトロな雰囲気を盛り上げるだけなのか、似た様なことを考えている町はどこにでもあるので、難しいところだろうと思います。なお、駅の少し北に江北図書館という昭和初期の風変わりな洋風建築があります。
ところで、こういう建造物を撮影すると、どうしても上すぼまりになってしまいますから、とれいん誌11月号で前里孝さんがニコンD700と共に紹介された、PC-E Nikkor 45mmというシフト&ティルト・レンズが欲しくなりますが、値段を確認して目玉が飛び出ました。
まあ、私に出来ることは画面を縦長に構えて、広角レンズの上半分を使うという方法くらいですね。滋賀相互銀行の写真はそうして撮影したもので、下1/3を切り取っています。
【写真はクリックで拡大します】滋賀県木之本町 建造物 建物 ストラクチャー 昭和 大正 明治
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JAM大阪大会出品の記録
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実物とモデルのウンチク

2008年2月の訪問記
GHQ下3ヶ月の見聞>目次

2年後に永住することになるとは夢にも思わず……
彦根駅の構内まで一般人が入れるなんて、長閑な時代
夏の日差しの照りつける中を、ひたすら歩いた記憶とともに。
マツダ工場の記憶より、路面電車の思い出……
確か、昭和49年、1974年の夏だと思うのですが……。ついでに北陸本線の電車も2枚
大阪からそう遠くない地に、2軸客車が走っていた
まあ、思いは複雑なのですけどね……
リキが入っていた様な、いなかった様な……
心をときめかせてシャッターを切ったお嬢様方も今では……
それは決して戻らない夏。さわやかな風が吹き抜けたあの日
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