ウォルサーズのSW-1スイッチャー
Brass_SolderさんがカトーのNW-2をSWに改造するプロジェクトを進行中です。私もこの後継機のSW-1という可愛いディーゼル・スイッチャーを10数年前に弄っていまして、懐かしくなり引っ張り出してきました。ただし、ディテールがイマイチで走りは最悪という評判だったウォルサーズ製品です。
昔々のパソコン通信、ニフティFtrainM外国型会議室へ1994年9月にアップした発言が残っていましたので、少し手直ししてお見せします。なおもう一台、手付かずのキットを持っています。
まず材質は、キャブとエンジン・フードが別々のモールドのプラで、ウォークウェイから下のシャーシがダイカストです。プラ部分は比較的シャープにもかかわらず、一部に型ズレが見られます。また、シャーシも角が甘めです。
手スリは、フード横に張り付くものとカプラー解放テコが鉄線、他は軟質プラのモールドです。鉄線は錆落としに苦労しました。解放テコは付けていません。
軟質プラにはプラ塗料を塗ってみましたが、太めになり、剥がれ易いなどと散々です。キャブ出入口の手スリだけはφ0.4真鍮線で作り直し、白に塗りました。
また、ワイパーに見立ててL字形に曲げただけのφ0.3洋白線を無塗装のまま前後2個ずつ取り付けました。フードのクラブ・アイアンは孔開け位置が窪んでいますから、その通りに取り付けました。接着剤は15分硬化型エポキシです。
なお、ウォークウェイ上面が黒塗装されているのは、当時としては嬉しいところです。BNの特徴である妻部の白いゼブラ模様はデカールを貼り込みました。BNロゴとナンバーは印刷済で、97号機は旧CB&Qです。ヘッドライトの左右にある車番は、ロングフード寄だけデカール貼りに成功しています。
窓ガラスのモールドは両妻面の歪みが気になるので、裏表共にペーパーを掛けてみました。300番、1200番、2000番と水研ぎし、最後にコンパウンドを擦り付けたところ、見事に透明となってくれました。
カプラーは、そのままKadeeのNo.5に交換できます。
ところで走行性能は、直線ではKATOと遜色無いのですが、カーブに掛かると途端にギゴチない動きとなります。上周りを外してみると、両軸モーターからフード寄台車へはユニバーサルジョイントで良好なのですが、キャブ寄へはゴムチューブで、これが台車のボギー時に軸回転を困難にしていました。
ちょうど発行されたMM誌1993年8月号に本キットのグレードアップ記事があり、NWSLのユニバーサル・ジョイント(品番4816)に交換していたので、取り寄せてみました。しかし、長短2種類の中間軸の内、短いものは外れるし、長いものは異音を発するという有り様で、結局、ウォームを外して無動力とせざるを得ませんでした。その結果、1台車2軸駆動で、貨車2、3両を平坦線でやっと牽引できる程度です。今考えると、モーターとウオームの軸を少し短くしてみる手があったかもしれません。
またMR誌94年7月号にはNYCのモデルが載っています。
ところで実物のBNのSW1は、GN、CB&QやFW&Dから26両を引き継ぎ、中でも77号機が有名です。1941年9月の製造で、GN 5103、GN 77、BN 77、WWV(ワラワラバレイ:貸出?))77、売却してSLSF(Frisco)10、そして1980年にSLSFがBNと合併したので再度BNの70号機となり、1995年のBNSF発足後も生き残ってBNSF 3300という番号をもらったという経歴です。写真を見付けられずにいますが、機関車リストに載っていますから未だ現役でしょうか。ちなみにTMSの1980年12月号で田村谷宏という方が、その8年前にワラワラバレイ鉄道で貨車3両を引くSW1に乗ったと述べられています。前述のMM誌の記事がこのBN77で、キャノンのキャブを奢っています。
まあ、私としては手元ストックの改造を諦めて、新製品が発売されるのをじっと待っていましたので、Brass_Solderさんの所業を固唾を飲んで見守っているといったところです。
【写真はクリックで拡大します】EMD EMC SW1 Deisel Switcher Walthers Burlington Northern
■どうもこの辺りの型式について私は無知で、Brass_Solderさんが手掛けているモデルをSW-1と勘違いしていました。1936~39年に製造されたWintonエンジン付のSWですね。SW-1は1939~53年製の567エンジンでした。BNが保有しなかった機関車にはトンと疎いものですから……
m(_ _)m
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コメント
私の拙い工作をご紹介下さいましてありがとうございました。
こちらで紹介されると突然アクセス数が上がり焦ります・・・笑
ヲルサーズのSW1をお持ちでうらやましいです。
私はちょっと高いような気がして買いませんでしたが、今となっては残念と言っても手遅れです。
さらに高価になって再発売されるのを首を長くして待つとします。
それにしてもこの台車の構造は確かに首振りを制限していますね。
ギアタワーが台車の回転中心にあるので軸の変位量が大きくなりすぎます。
フードが短いSW1ならではの悩みかと思います。
ところでフライホイル側には自在継ぎ手が入っていると言うことですが、キャブ側も同じくらいの間隙なのではないでしょうか?
であればとりあえず工作待ちのもう一輌から拝借するのも手かと思います。
勝手なことを書きましたが、これからもよろしくお願いします。
投稿: Brass_solder | 2008/11/11 17:36
こんにちは
このウォルサーズのSW-1は今でも時々オークションで見かけますね。何度も買おうと思った事があるのですが、やはり動力の事を考えると躊躇してしまいました。実はKATOのNW-2から改造する事も考えた(だけで何もしてませんが…笑)のですが、この機関車の特徴でもあるエンジンルームの短さが災いして動力関係の改造が結構大変そうで……私も新規の製品化を待つに一票です。
投稿: woodcrest | 2008/11/11 23:29
KumataがAlco Models向けに輸出したモデルがあって、ときどきはオークションにも出品されるのですが、安価すぎて……!?
投稿: ワークスK | 2008/11/12 21:49
↑のシリコンチューブを拝見していて思ったのですが、この程度の間隙だったらアサーンのF7とかSWのカプリングで上手く回るかもしれませんよ。
音はともかくとして、ですけど・・・(笑
投稿: Brass_solder | 2008/11/16 16:21
動力装置改良の前に、手すりを何とかしなければなりません。しかし、リキを入れて始めた途端に新製品発売のアナウンスが……などという時代ですから、怖くて怖くて(^_^;
まあ、動かないことはないので、一応これで完成ということで……
投稿: ワークスK | 2008/11/16 16:46