« アサーン55'ACFカバードホッパー(2) | トップページ | TMS誌2月号にOゲージのビッグボーイ »

2009/01/10

4ベイとルーバーと桃色と

I am amazed to learn that BN had pink covered hoppers, PS-2CD 4750. The existence was known in the blog of Mr. Ina@Penn.

Autocad_title

 前回、アサーンのACFカバードホッパーについて、「どうして3ベイではなく、4ベイを発売したのだろうか?」という私の疑問をお伝えしました。

 で、Will Andersonさんという方の図面サイトでも4ベイだったことを思い出して、「参考にした資料を教えてくれ」と、メールを出してみました。
 直ぐに丁寧な返事をいただいたのですが、その答えは意外や意外、「アサーンのモデル」というものでした。もちろん、写真などを手がかりに細部を調整しているようですが、基本はアサーンとのことです。
  しかし、同サイトの他の図面はしっかり描かれています。また量が半端ではありません。細かいフェーズとか鉄道毎の差異を詳細に描き分けられていますから、必ずや皆さんのお役に立つことだと思います。ことに彩色されたものが秀逸です。なお、Michael Edyさんのサイトも訪れるようにとのことでした。

Sw1h  ところで先日、Brass Solderさんのブログで、EMD/EMC製小型スイッチャーSW-1のラジエター・ルーバーとはどういう形態か、ということが話題になりました。鮫鼻さんによれば、ネット上にある写真は遠目ばかりで詳しい形状が判らない、とのことで、私がExtra 2200 South誌1973年7-8月号の"All About SW's"という記事から次の写真を提供しました。
Lover 
 元の印刷の関係上、分かり難いのですが、ルーバーが単なるコルゲーションではなくて、一つ一つの山の片方、キャブ寄にスリットがあることを、ご理解いただけると思います。この隙間から、ラジエター熱を吸収した空気が排出されます。ですから、ロングフード寄から眺めればノッペリと見えるでしょうし、キャブの方向からは際立って黒々と見える、というわけです。なお、写真は1,200hpのSW-7あたりで、600hpのSW-1では長手寸法が半分です。エクストラ2200サウス誌については当方のアメリカ型鉄道模型大辞典をご覧ください。

 さて、ペンシルベニア州から現地情報をリアルタイプで発信されているイナ@ペンさんのサイトに登場した、ピンク色のカバードホッパーには、ビックリです。しかも我が愛するBNの車とあって目の玉が飛び出ました。
 確かにカラー写真集などで桃色があることは見ていましたし、ラウンドハウス=アサーンからもFMC4700タイプが発売されているのは知っていましたが、本当に走っているとは唖然です。目の当たりにしたイナ@ペンさんの感激!?は想像に難くありません。
 次の写真はアサーンのラインナップで、まさにベツレヘムでのKlemme Coopです。Klemmeはアイオワ州の地名の様で、「レミー」と読むのでしょうか。
Ath73813450

 こうなってくると問題はBN車です。私は「グレーが夕陽を浴びて見違えているのかも……」と訝ったのですが、本当にピンクだったというのです。
 BNには1980年代後半に大量のグレイン・ホッパーが転入しています。写真サイトを探してみると確かにピンク色がありました。こちらは全てインターマウンテンが発売しているPS-2CD 4750=Trinity 4750タイプです。側面に書かれている文字は、撮影されたWest Central Cooperative Grainに加えて、FarnhamvilleAlbert City Elevatorもあります。
 むっ! ここで私は気が付きました。Klemmeを含めて、これらは全てアイオワ州の会社ですよね。
 調べると果たしてそうです。BNに移籍車が無いFarmers Coop Crestonも、Iowaなんです。この州のシンボルカラーかも知れません。【それぞれの社名は実物写真例にリンクします】
 これはもうモデリングするしかないですね。どなたか余分のインターマウンテン製品をお持ちではないでしょうか。

 結果としてとんでのない事態となってしまいました。ネットを探索したり情報を交換して、さらに書物と連携を採ると、思いもしていなかった新しい展開があるものです。

 インターネットの威力まざまざといったところですけれど、それにつけても、私が別のブログを置いていたFM滋賀のサイトが閉鎖されるという話はショックでした。

 話を強引に転換して申し訳ないのですが、怒りが湧き上がってくるのを止められません。いくらデータを吸い上げて他に移植できるとはいうものの、コミュニケーションまで引き継げないのです。
 以前にも掲示板を廃止されてアタフタしたことがありました。紙の媒体なら、古本屋という仕組みに乗って末代まで残るのでしょうが、電子データは消えれば仕舞いです。ブログの大半は取るに足らない内容でしょうが、YahooとかGoogleとかいう検索によって中から珠玉の情報や知識、経験を取り出せるのですから……。
 インターネット上に蓄積されたこういうデータは、そろそろ開設者による保存の責任や公的なフォローを考える時期に来ているような気がします。
 で、図面集やカタログの紹介をアメリカ型資料室なる新サイトに移設させました。書籍購入や古書入手の参考にしていただければと思います。
 この辺り、将来的に情報は全てネットに載るようになるのでしょうが、現在、本当に価値のある知識は未だ未だ紙の上というのが実情です。その間を僅かでも結べたらと不遜にも思っています。

|

« アサーン55'ACFカバードホッパー(2) | トップページ | TMS誌2月号にOゲージのビッグボーイ »

老年の主張 戯言」カテゴリの記事

コメント

EMD初期スイッチャーのラジエーター排気口がルーバーだということは確信しておりましたが、この写真のごとくハッキリしたものは今まで見た事が有りませんでした。
私のブログにもいろいろコメントいただいたおかげで、私もあれこれ調べたりしまして非常に勉強になりました。
今後もどうぞよろしくお願いします。
ありがとうございました。

投稿: Brass_solder | 2009/01/11 21:33

どうしても知識が表面的で断片的になりますので、どうかこれからも宜しくお願いします。

投稿: ワークスK | 2009/01/12 20:51

おはようございます.微妙に乗り遅れちゃってごめんなさい.

おっしゃるように,「アイオワ=ピンク」みたいな関係なのかもしれませんね.

ちょうどご近所の「ネブラスカ」では,同様にあちこちの農協のカバードホッパが「スカイブルー」に塗られている・・・なんてことも加味して考えると,ますますそのような感を強くします.
いろいろご教示くださいまして有難うございます.

インターマウンテンのカバードホッパ・・・・?すみません,うちはアサーン専科だったもので・・・・

投稿: イナ@ペン | 2009/01/14 01:57

グリーンばかり弄っていますので、ピンクは非常に刺激的です。また、BN情報をお願いいたします。

投稿: ワークスK | 2009/01/16 07:07

管理人様、幣BLOGに書込みを頂きまして有難う御座います。
USA関連は出張後に関心を持ち始め、日本型のみならず、ついつい手を出しております。友人も悪魔の囁きをするもので、余計に嵌っております。最近、思い切って自室の一部に試走トラックの敷設を行い、少しづつではありますが既成事実を積み上げて、レイアウト作成に漕ぎ着けたいと考えております。何分、技量が伴わないので妄想ばかりが先行しております。ちょっとづつ、夜長の工作を進めて行きたいと思います。今後とも宜しく御願いします。

投稿: SDTM | 2009/01/25 01:08

私も出張が切っ掛けです。当時はBEMOにハマっていてRhBに行きたかったのですが……。こちらこそよろしくお願いします。

投稿: ワークスK | 2009/01/25 11:14

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




« アサーン55'ACFカバードホッパー(2) | トップページ | TMS誌2月号にOゲージのビッグボーイ »