カブリツキ鉄橋巡り-京阪石山坂本線
先ず、石山を出て直ぐにJR琵琶湖線(東海道本線)を跨ぎます。JRからの写真は、この左方向からです。
線路は曲線に掛かっていて、おまけに右は枕木をズラしていますが、Googleの航空写真ではそうは見えません。ガーダーは上部を継ぎ足したように見えます。JR石山駅のホームからだと橋側歩道が写ってしまうものの、救いは防音化がされていないことです。
粟津(あわづ)を過ぎて、瓦ヶ浜(かわらがはま)の手前にある小さなガーダー橋です。カーブ中でカントが付き、枕木が直線に並ぶという基本通りの構成ですから、一寸詳しく見てみたいものの、Google地図では近寄る道がありません。
次の写真に見える駅は島ノ関(しまのせき)で、その先が浜大津(はまおおつ)です。鉄橋が写っていませんが、大津の街中風景としては右に湖岸道路が走っていてカブリツキが面白いアングルだと思います。Google地図
これは浜大津を出たところ、左方向が京津(けいしん)線です。写真は名物の変形クロスを撮影しています。この辺りはGoogle航空写真も鮮明です。
三井寺(みいでら)駅に停車中で、直近の踏切が「三井寺」、橋は琵琶湖疎水を跨いでいます。次のGoogle航空写真で、右上が琵琶湖、水は左下方向のトンネルに流れ込みます。両岸は桜の名所となっています。
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次は近江神宮前です。停車中の運転台から右前方に錦織(にしごおり)車庫内を見ることが出来ます。
その錦織車庫を横目に、右の白い建物は変電所、その先の踏切の左が近江神宮で天智天皇を祀り、時計博物館があります。このあたりはGoogle航空写真をご覧ください。
川の名前は柳川、線路は30.3パーミルの勾配で、橋桁も傾いています。橋桁の薄さと縦リブの細かさが古さを感じさせます。なお写真の撮影ポイントは、踏切の右から入れる歩行者専用の小さな橋で、ここから車庫の裏を見物できます。
こちらは終点坂本の一つ手前、松ノ馬場(まつのばんば)を発車したところです。PC枕木の色からして、右側の線路が1997年に線増されて複線となったのだと思います。これもカーブしているトラフガーダーの一種でしょうが、新しい方は溶接組立で、ビームが斜めにカットされています。川名は藤ノ木川で、冒頭の写真はここです。Google航空写真
最後は終点の坂本です。観光地的には比叡山延暦寺や日吉大社の門前町ですけれど、鉄道模型ファン的に注目していただきたいものは、パンタグラフを上げたまま架線の無い線路を走るケーブルカーですね。
■鉄橋関係については記事と資料リンク先のリストもご参照ください。
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