高岡から京都まで各駅停車で帰ろうか
このYahooの航空写真の光景も遠からず変わってしまうことだろう。
ホームに降りると、泥だらけのEF510-6が止まっている。キハは側窓が記憶にあるユニットサッシではない。
西方へ歩くと、EF81-148がコキの連結作業中。やってきた特急は編成長さからして"しらさぎ"のようだ。
一番南のホームを西に歩くと、アニメのキャラクターを描いた2両編成がいた。ちょうどエンジンが始動してヘッドライトが付いた。その横の転車台は埋まっているのだろうか。忍者ハットリくんラッピング列車
さらにその向こうに、ホキ800を繋いだ入換機が見える。関西ではお目に掛かれないスタイルだが、写真には遠過ぎる。
窓口で切符を買うときに「京都の東福寺まで」と頼むと、駅名を聞き返される。「と」、「う」、「ふ」…と、ゆっくり伝えると、五十音配列で入力している。しかし渡された券面は「京都市内」行で、機械のマルスは賢いが、少し残念。「乗車券だけでいいのか」と念を押される。高岡から京都までは5時間16分掛かり、運賃は4,620円。たった2,310円を追加するだけでサンダーバードの自由席に座れて、半分の2時間45分で着くのだけれど……。
最初は455-43他の3連で金沢行。吊り広告は明日の衆院選投票を誘っている。周囲は地元の方ばかり。
石動(いするぎ)で、高岡と同型の入換機を見る。倶利伽羅(くりから)の駅舎はそのまま残り、すべての窓枠がアルミサッシになっている。419系食パン電車とすれ違う。東金沢は完全なコンテナヤード(金沢貨物ターミナル)に変貌していて、架線高さと荷役機械に目を凝らすがよく判らない。この辺りから新幹線の高架がもう完成している。
金沢では敦賀行に乗り継ぐ。県外からと思われる老夫婦と同じボックスになる。小松も高架で、駅前に尾小屋や鵜川遊泉寺行の面影は無い。写真は粟津。
福井の手前には"えちぜん"鉄道の車庫が見える。昔の京福時代とは場所が違う。電車の色が鮮やかだ。片隅に凸形電機がスノープローを付けたまま2両連結で止まっている。我がカメラの性能には暗すぎで、ブレた。
武生の福井鉄道駅は真っ暗。北陸トンネルを抜けると交直切替のアナウンスがあって車内灯が消える。懐かしい体験といえるか。
敦賀では10分程度の乗り継ぎ時間があり、改札横のコンビニで食料を買い込む。
湖西線経由の223系4連は女性グループが目立つ。近江今津まではドアの開閉が手動ボタンで、座席が埋まっているのに、ほとんど乗り降りが無い。
堅田で窓外の闇を見ていると、眼の底まで黒くなる気がした。山科と過ぎると、腰の辺りから後頭部へ重力が上がってくるような妙な感覚が湧き起こってきた。
【追記】3枚の写真を追加して記事全体を再校正。次に高岡駅の航空写真を2枚、追加。撮影日不明。2017-01-08
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