ゴムベルトで動くOゲージのニューヨーク地下鉄
Mr. Yasumasa Shizume converted 4-car New York Subway model of the 3-rail MTH products to 2-rail operation.
関西合運2009で紹介したいモデルがもう一つありました。
昨年は新型の方を見せていただいた鎮目泰昌氏のOゲージ、NY地下鉄で、今回はダブルルーフの旧型です。同様にMTH製品から2線式に改造したとのことでしたが、車体をひっくり返してビックリしました。なんと、ゴムベルト駆動なのです。【写真はクリックで拡大します】
このベルトはウレタンゴム製品で、適当な長さに切って、切り口をハンダゴテであぶりくっ付けるのだそうです。長さは写真のように緩くても大丈夫で、盛り上がったところをナイフやサンドペーパーで削れば丈夫な輪が出来る。プーリーはモーター軸が3mmで、車軸が16mmのもの、モーターはジャンク品で9Vに直列抵抗(写真の長細くて白い箱)を入れた。モーターは4両全ての片台車に入れたとのことでした。
また倉石榮夫氏が作られたメルヘン路面電車のターンテーブルもこのベルトを使われている様です。
なお、プロトタイプについても、詳しくうかがったのですが、当方に基礎知識がないので、チンプンカンプンでした。発売されている製品も多種多様でバリエーションもあり、地下鉄も結構人気があるようです。
ところで、ベルトを売っている店を教えていただき、興味に駆られて行ってきました。大阪日本橋のデジットという店です。電子部品から、歯車や金属板なども揃っていて、工作中年や老年には楽しい店です。
件のベルトは、あいにく鎮目氏が使われた0.8mm径が無くて、1.5mm、2mm径が共にメーター当たり200円でした。ついでに黄銅製の寸切を買ってきました。
グーグルのストリートビューではシャッターが降りていることでも判るように、営業日は変則的で注意が要ります。レジで(株)レインボープロダクツというところのパーツ・カタログをもらいました。こういう部品が揃う様になれば、日本もロボコンに強くなれるのでしょうね。
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