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2010/03/04

コンコー製スーパーライナー

An Amtrak SuperLiner Train produced by Con-Cor


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 十数年前に友人の手を煩わせてまで揃えたのに、そのままストックしていた表題の製品を引っ張り出してきました。取替用のSミンデン型の台車も一緒です。
 台車以外は、カプラーを車体取付にして、ウエイトを積むだけということで、一気に取り掛かりました。【画像はクリックで拡大します】

 アムトラックのスーパーライナーⅠは現在、ウォールサーズカトーから優れたモデルが出ていますので、スケール・モデラーはそちらですね。

 コンコー製も引き続き発売中ですけれど、以下に私がご説明するような点は改善されているはずです。新発売の時は11.98ドルでMR誌の1984年3月号と、我が国のとれいん誌同年6月号に紹介されています。マテリアル・ハンドリングカーはだいぶ後だったと思います。実物の解説は、とれいん誌2009年5月号とウィキペデアです。

 私の編成は先頭から、マテリアル・ハンドリングカー×3、スリーパー×2、ダイナー、ラウンジ・カフェ、コーチ、コーチ・バゲージ×2の10両です。次の写真のうち、青い箱は古いパッケージです。

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 スキームは、アムトラックで1980-93年に使われたフェーズ3という私の拘っている赤白青3色が同じ幅のもので揃えていて、ラウンジ・カフェ車だけフェーズ2です。アンデコのコーチ2両とマイクロスケール社のデカール一式はデッドストックとしました。

Superl_093b 台車はディテール・アソシエーツの品番PC6622です。1袋3両分で、ボルスターと側枠、それにダンパー+アンカーのモールドを接着剤で組みます。すなわち、可動ではありません。36"(10.5mm)のメタル車輪は別途調達です。

 この台車はたぶん現在、Train Station Productsから発売されている品番410(現用の金属バネ)で、411(登場時の空気バネ)もあります。

 側枠のボスに対してボルスターの孔が小さく、無理に挿入すると孔の周りが割れましたが、流し込みタイプの接着剤で固定ですから支障はありません。アンカーのモールドで折れていたものは、そのまま所定の場所に接着してごまかしました。
 中心ピンは、コンコー製品のものを流用します。だいぶ固めだったので、孔を丸ヤスリで拡げました。その位置は台車の中心ではなくて、少し車端に寄ったところです。

Superl_098b 車体7両分に対してSミンデン型の手持ちが6両分しかなく、1両分は同じディテール・アソシエーツのUP用41-CUDO(品番PC6626)を使いました。扱いは全く一緒です。
 なお、ボルスターの真ん中が割れてしまいパッチを当てて修理したものがあります。材質がスチレン樹脂ですから強度的に脆弱です。
 モールドが黒でプロトタイプと一緒なので塗装はしていません。

 カプラーの車体取付パッドは、厚さ2.2mm=1.2+1mmとしました。UP用台車はボルスター高さが0.5mmほど低めで、中心ピンにその分のワッシャをカマしました。
Img_3719b カプラー圧縮時の連結面間隔は、車体で15mm、幌枠先端で8mmとしたのは、少し大き過ぎでした。右写真手前がR610mmでカント1mmの連結状態で、車体の肩部分に4mmの離隔がありますから、少なくとも3mm、カプラーの出代で1.5mmは詰められます。昔、日本型の20m客車を10mmとして当たってしまった苦い経験で臆病になりすぎました。
 パッドは、Jay Bee社からも発売(369-116)されています。

 カプラー自体は、タイトロック・カプラー(密着自動連結器)に見なせるSF型シェルフのケーディー#118です。上下のシェルフ(棚)を切り取らなかった理由は、面倒だったこと以外に、車体長からくる不意の分離を心配したこともあります。

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 重量は車体長さが298mmですから、NMRAの推奨値RP20.1は200g(7オンス)で、補重分は80gです。
 近所のホームセンターで平鋼(フラットバー)25×4.5mmを40mm長に切ってもらって2個載せました。ただ、計算ミスで10gほど不足となっています。不都合があるようでしたら、床下にキャラメル形を接着するつもりです。この床構造は実物のようなバスタブではなくて残念です。
 ウエイトを2個に分割した理由は、車体中央に湯口の出っ張りがあることです。取付にはもちろん自動車用両面テープで、今回は徳用のScotch SCP-15です。1階の窓から丸見えはご愛敬ということで……(笑)
 ラウンジ・カフェ車は、20gの室内装置が取付済ですが、同じ補重です。

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 編成の前部に連結されるマテリアル・ハンドリングカー3両は、これもコンコー製品です。
 台車はそのままで、車輪を33"(9.6mm)の金属製に取り替えただけです。残念なことに心皿の座りが悪くて傾き気味です。
 カプラーポケットは、コンコー特有の復元用板バネを下側に入れなければならないタイプです。
 ウエイトは、スーパーライナー客車と異なり、鉄板が1枚添付されていました。車体長は60'、210mmでRP20.1推奨値が145gのところ不足35gを補っています。

 一応これで完成としました。頭を振り易いのは背が高いので仕方のないところでしょう。取りあえずCascade Green Forever!に納めておきますが、車番の付け替えなどボチボチやります。
 牽引機は、アサーンのP40か、カトーのF40PH重連ですね。こちらも早く仕上げなければ……。

【追記】走行風景と、車体の揺れ具合のYouTube動画もご覧ください。2010-05-31

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