ウィーバー製プラスチックモデル(1)
切っ掛けは日本の模型店で見付けたことです。困ったことに、あちこちを巡ると決まって店の隅の方にあった記憶があります。
Oゲージのモデルは当然、BN発足以前、すなわち蒸気機関車に牽引されて可笑しくないものという基準だったものの、こうして並べてみると、近代的な貨車が少なからずあります。
機関車でプラスチック製品になっていたものは、GP38-2とRS-3、またレッド・カブース社からはGP-9ということで、全体的な商品構成がこちらに傾いていたのだと思います。
鮮やかなレッドは、AC&F社のセンターフローで、HOゲージのアサーン製品でお馴染みです。イエローのプルマン・スタンダード社PS-2CD 4740といい、まさにデッド・コピーといえます。
"TP&W"のPS-1ボックスカーは、アメリカの模型店です。箱のラベルがシルバーで"1993 Prestige Car"とありますから、何かの記念かも知れません。不思議なことに、米国のあちこちのレイアウトに置いてありました。
次は1990年代のパッケージです。
左は40'ボックスカーで、キットの形態です。段ボール紙の支持材に透明なセロファンで車体が固定されています。ケーディー・コンパチブルのカプラーが付属して、台車と車輪はデルリン製です。ウエイトは別売で、私はDIY店で鉄板を調達しました。
たぶん近年は、台車と車輪が金属で、ウエイト付となっているはずです。
右のタンカーは、当時でもこれだけウエイトが付いて組立済みだったと思います。手摺りが弱く、発泡スチロールの保護材が入っていて、この状態で保管せざるをえません。
こちらの箱には「岡山模型店DAN ¥5,250」というラベルが貼られています。BNスキームの50'スライディングドア・ボックスカーです。
こちらの方が古いパッケージでしょう。ドアやドアレール、ブレーキハンドルが未組立で梱包されていました。
BNモノには手を出さないはずだったのですが、目の前に現れると駄目です。【このキットの台車は、アサーンのローラーベアリング・タイプが付属しているものの、オリジナルか否かは記憶にありません】
次は、50’フラットカーと、そのバリエーションのバルクヘッド・フラットカーです。
これらはセンターシルの間に、ウエイトとしてスチールの角棒がはじめから仕込まれていました。
左の積荷は単なる厚紙製の張りぼてです。
BN色は、ブレーキハンドルが折れ易いので、外しています。また、フラットカー上面の板張り部分を黒く塗ってみました。完璧なマスキングのつもりが、ステーク差込穴の存在を忘れ、塗料が側面へ垂れています。
体積でいったらOゲージは、HOゲージの8倍で、この値段ならコストパフォーマンスが良い、と考えていたんですね。
"Oゲージの玉手箱"に手持ちのモデルを陳列しましたので御覧ください。
【追記】写真の配置などを変更しました。2015-07-24
| 固定リンク
「Oゲージ三昧」カテゴリの記事
- 戦前の輸出向けOゲージ汽車セット(2016.12.02)
- ラ・ベル木造貨車キット組立の顛末(2004.08.02)
- 土橋和雄氏の叡山電鉄900型きらら(2014.04.02)
- 伊藤剛さんの4-6-2スノー・ホワイト(2012.11.12)
- ホエールベリィ・タンクカーはグラマラス(2011.09.06)
「ボックスカー・アトランダム」カテゴリの記事
- アーテルErtlの無駄にすごいボックスカー(2024.05.03)
- Globeの木材金属混成キット 40'オートカー(2024.03.23)
- MDCのCP Railヒーターカー(2024.03.04)
- アサーンの86'ハイキューブ・ボックスカー(4)(2020.09.25)
- カーラインの高級40フィート・ボックスカー(2020.08.24)
コメント