明治人の触れたニューヨーク市街鉄道
YouTube動画「1890-1900年代の素敵なニューヨークのカラー」
前回紹介した松井柏軒(松井広吉)著「米国漫遊雑記」1901年(明治34年)刊の内容は、英文なら今でも容易に知れるものなのかもしれませんが、我々にとっては、少なくとも私にとっては、日本語である点がすこぶる貴重です。
寝台列車に劣らず、ニューヨーク市内交通の章も感動モノです。まさに馬車からケーブル、路面電車、蒸機牽引高架鉄道、さらに地下鉄へと変遷する過渡期の様子です。
日本では最初に京都で電車が走り始めたのが1895年、名古屋が1898年、川崎の大師が1899年、大阪と東京の路面電車は1903年ですから、市井の人々が電車なるものを見聞きし始めた頃でしょうか。
これを例によって、読み易いように加工してご覧に入れます。写真はネット等から探し出した、それらしいものです。
また、汽船と汽車の接続について、我彼の差を嘆じた章も付け加えておきます。【画像はクリックで拡大します。長文です】
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