カブリツキ鉄橋巡り-近鉄道明寺線
Steel bridge fanning by semi-cab-ride: Kintetsu Domyoji-Line, between Kashiwara and Domyoji station
JR大和路線、というか関西本線の柏原(かしわら)で降り、近鉄道明寺線に乗り換えようとして、驚いたことが二つありました。
一つは、ホームを完全に共有していて、ICカード乗車券の場合は、ホーム上の入出場改札機にタッチせよとクドいくらいに表示があったことです。逆に近鉄からJRへの乗り換えについては、何も書いてありません。
もう一つは、全線たった2.2kmの単線ですから2両連結のワンマン運転であることは判るとして、それが4扉のVVVF車だったことです。【画像はクリックで拡大します】
実は、近鉄南大阪線の土師ノ里(はじのさと)に出掛ける用事があり、少し時間があったので往路は未乗車の道明寺線を体験しようと、天王寺からこちらに回ったのです。近鉄の1,067mm線区です。
柏原駅を出ると、直ぐに唯一の中間駅である柏原南口となります。見るからに小さな駅です。
その先が大和川(やまとがわ)橋梁ですが、そのすぐ手前の跨道橋が変わっています。桁の上に枕木を並べるデッキガーダーとは一寸違い、かといってトラフでもありません。極めて背の低いスルーガーダーでしょうか。地図に拠れば国道25号線です。
(大和川橋梁の方は【追記】をご覧ください。)
この調子だったら、以前にお送りしたカブリツキ鉄橋巡りの続きとなるか、と期待する間も無く、4分で終点の道明寺に到着してしまいました。左は南大阪線の阿倍野橋行です。
道明寺線は20分ヘッドで、しばらくすると柏原に戻って行きます。
道明寺線終端の線路の先に保線基地があります。
薄緑色の車輛は、除草剤散布車とマルチプルタイタンパーでしょうか。1,435mm線区とは塗色が異なっているような気がします。マルタイの横は、バラストのホッパーに見えます。
トラディショナルな特急列車が通過していきます。
上り下りのホーム間の移動は、現時点では地下通路となっていますが、跨線橋を建設中でした。白いシートで囲っていますから、写真では判別しにくくなっています。
【追記】大和川橋梁については土木学会歴史的鋼橋集覧に、なんとイギリス製であるような記述がありました。ここにある「河陽」鉄道は、近鉄の前身の大阪鉄道、そのまた前身の河南鉄道、さらにそのまた前身ですね。 2010-11-16
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