LAのトラベルタウン博物館(2)
A brief visit to Travel Town Museum in Griffith Park, Los Angeles CA, part 2
今回は、蒸気機関車を紹介しましょう。いずれも無名のカマばかりで、一部を除いてモデル製品とは縁が無いと思います。
それとおぼしき博物館HPの解説にリンクを張っておきます。
先ず、博物館のコレクション中で随一の高速機、サザン・パシフィックのアトランチック(4-4-2)です。車輪の直径が81’(2,057mm)と、威風堂々としています。#3025の機番からするとA3という形式で、A6への近代化改造がなされなかったグループです。博物館の説明をご覧ください。【画像はクリックで拡大します】
同じくサザン・パシフィックのスイッチャー0-6-0です。#1273という機番ですから、S-12という形式です。博物館の説明
博物館のリストを見ると、UPの#4439(S-5)という0-6-0がいるはずですが、撮り逃しています。この先に見えるカマかもしれません。この辺りはブラス・モデルで発売された可能性があります。
次の台枠だけの姿は、たぶん博物館の解説にあるサザン・パシフィックの元スチームトラムです。
当初は0-4-2Tで、その後0-4-0の工場入換機となったという記述に合致します。こちらがそのボイラーでしょうか。
次はサンタフェのコンソリデーション(2-8-0)#664ですが、資料で来歴が辿れません。博物館の説明
プレーリー(2-6-2)のテンダー機です。日本ではC58のみで、他はタンク機でした。アメリカでは結構保存されている様で、小鉄道や入換に重宝されたのだと思います。Sharp & Fellows #7 博物館の解説
これはSanta Maria Valley #1000、ミカド2-8-2です。重量が97トンとありますから、ミカドにしては極めて小さなカマでしょう。博物館の解説
カラフルに塗られたアメリカン(4-4-0)です。Stockton Terminal & Eastern #1 博物館の説明
サドルタンク機(0-6-0T)です。Conrock #1 博物館の説明
こちらもサドルタンク(0-4-0T)で、同型機が2両、保存されています。Los Angeles Harbor Department #31 or #32 博物館の解説
繋がっている貨車は土運車でしょうか。
3トラック・ハイスラー(Pickering Lumber #2)です。 博物館の解説
先頭台車へのプロペラ・シャフトが欠如しています。
3トラック・シェイ(Camino-Placerville & Lake Tahoe #2)は全体像を撮影し忘れました。台車の反駆動側です。博物館の解説
私にとっては全くの関心の外です。何かご存知でしたら、是非ご助言をお願い致します。
【追記】シェイが凸電の先に写っていましたので、拡大して追加しておきます。若干無理がありますが、ご容赦ください。2010-12-23
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コメント
最後の3トラック・シェイは製造番号3172の
、これのようです。
おおっ、たちどころに、そこまで判りますか! ありがとうございました【ワークスK】
投稿: RAILTRUCK | 2010/12/20 14:42
それから、SPの元スチームトラムはその後リビルドされ、オリジナルとは似ても似つかない姿に生まれ変わっているようです。
その記事と写真がトラベル・タウンのニューズレター2007年5月号の5ページ目に載っています。
>>これは可愛いいいいぃぃぃっ! 復元ってスチームトラムに戻すつもりなのでしょうが、こちらの方が断然グッドです。【ワークスK】
投稿: RAILTRUCK | 2010/12/21 12:49