LAのトラベルタウン博物館(1)
A brief visit to Travel Town Museum in Griffith Park, Los Angeles CA, part 1
数日前の記事の中でWPの蒸機とカブースをお見せしましたが、今回はこれらを展示しているトラベル・タウン・ミュージアムを紹介します。場所はロサンゼルスのグリフィス・パーク内で、訪問日は2008年2月12日でした。
まず最初は、敷地の周囲をグルッと回っている遊覧鉄道、遊園地の乗り物です。【画像はクリックで拡大します】
真っ赤なボイラーにダイアモンド・スタックの蒸気機関車は、流石に本場だけあって、サマになっています。外側台枠のモーガル2-6-0です。
実際に走っていたのは、ディーゼル機関車です。これもEMDのスイッチャーSW9辺りを上手に再現しています。本物の線路との交差は、クロッシングが切ってあるわけではなくて、枕木ごと載せてあります。
編成全体のカラーリングは地元、サザン・パシフィック鉄道のデイライト・スキームという、心憎い演出です。写真右上の残骸も貴重な遺産だと思うのですけれど……。
次の画は、ご案内いただいたdda40xさんが撮影されたものです。
このヤードを眺めて、私には一生懸命に思い出そうとしていたことがありました。
それは古いTMS誌に載っていたライブ・スチーム運転会の記事です。この見事な線路が、それではないかと思ったのです。
帰国して、博物館のサイトを覗いたのですけれど、どうも違うようです。
そんな中、グーグルの航空写真を弄っていて発見しました。トラベルタウンの東300mほどのところに"Los Angeles Live Steamers Railroad Museum"なる文字があったのです。エンドレスは、もっと大きいように見えます。
Google Mapを見る
ネットではサイトが直ぐに見つかりました。
次は41年前の"鉄道模型趣味"誌1969年10月号のカラーページです。
当時は我が国でも乗用できる大きさのライブスチームが作られ始めた頃だったと思います。それにしても規模が桁違いです。
続編も71年1月号に登場しました。強く記憶に残っているのは、AT&SFのテキサス2-10-4です。写真提供はどちらもVon Ruden Collectionとあります。
この後も雑誌でリポートされたことがあり、確か大阪梅田のマッハ模型に集う方々が訪問されているはずです。
もし、グリフィス公園に行かれることがありましたら、是非、こちらもご覧いただきたいと存じます。アメリカ、カリフォルニア州の鉄道博物館, LALS
この博物館を次の5回に渡って紹介します。
第1回 周回遊覧鉄道
第2回 蒸気機関車
第3回 トロリー関係
第4回 客車・貨車
第5回 ディーゼル機・MOW
【追記】このライブ・スチーム・クラブについては、dda40xさんが2011年1月に訪問されて、詳細なリポートを6回にわたりアップされました。2011-02-24
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コメント
5枚目の写真の残骸はこちらのようですね。
>>コメントありがとうございます。問題は、私の写真が同説明のそれの前なのか、後なのか……(笑)【ワークスK】
投稿: RAILTRUCK | 2010/12/18 11:33