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2011/05/18

アサーン青箱の50'ボックスカーを組む

Assembling HO 50' boxcar kits of the Athearn's Blue Box.

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Adsc03554 探しモノをしていたら、未組み立てのキットがごっそり出てきました。喜んでいいやら、悲しんでいいやら。否、反省すべきなんでしょうね。

 で、まとまった数だった表題の製品を組むこととしました。
 アメリカ型のモデルは、今では完成品がほとんどとなりましたが、かつてはキットが当たり前で、その代表格が"ブルーボックス"と呼ばれるアサーン社の製品群でした。【画像はクリックで拡大します】

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 10年前に40'ボックスカーのカプラー周りを弄る話をお伝えしていて、今回も同じ志向です。
 すなわちキットの構成は、魚の骨に例えられる台枠が、台車ボルスターやカプラーポケットと一体になっていますので、モールドの歪でカプラー高さが低めとなって、かつ寸法が定まりません。そこで、カプラーポケットを取り去って、丸ごとケーディーに取り替えます。
 そのままだと床板下面のウエイト用鉄板(軟鋼板)にネジを立てないといけないので、これをプラスチック板1.5mm厚に置き換えて、鉄板は床板上に接着します。

Adsc03508 ただし今回、これでカプラー高さがレール面上10.0mmとなればよいのですけれど、0.5mmほど低めとなってしまいました。40フィートは上手くいったのですが、50フィートは駄目です。台車中心ピン(心皿)高さというか、ボルスターの厚さが異なるようです。
 魚骨上面のバリを取りましたので、顕著になったこともあると思います。

 で、解決策として2つの方法を試しました。次の写真の一番左は製品のままで、カプラーに#27を使っています。

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 一つは、ウエイト代わりに接着する1.5mmプラ板の、カプラーを取り付ける部分だけを0.7mmのプラ板としてみました。これで取付面高さが0.8mm上昇します。

 もう一つは、ケーディーカプラーを#27とか#47といった下シャンクのタイプを採用することで、これだと1.2mmと必要以上にナックルの高さが上がってしまうので、取付面には0.7mm厚のシムを噛まします。

 前者は、カプラーポケットが当たる床板の縁を削る必要があります。
 後者は、何も弄らなくてよい上に、高さ調整がシムで自由自在というメリットもありますが、ナックルが上付きという“見てくれ”上の問題が残ってしまいます。
 まあ、簡単なのは後者で、個人的には手持ちのケーディー在庫を消化できるという効能があります。なお別に、台車中心ピンにワッシャを挿入する方法もあります。

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 車輪は、金属製に取り替えます。
 ウエイトは、キットの鉄板を厚手の両面テープ(自動車内装用ニトムズ品番T3460)で床板上面に貼り付けます。これで130gとなりましたから、NMRAの推奨値RP20.1はクリアです。

Adsc03510 なお、製品の床板下面には、射出成型時に金型から押し出すためのボスが16個、0.3mmほど浮き出している場合があります。このままプラ板1.5mm厚を接着しても何ら差し支えないのですけれど、私は彫刻刀で削り取りました。

 またモデルは「ガラクタボックス」に展示しておきます。あとは、既に組立済みのモデルをどうするかですね。
 40フィート車の場合は、10年前の記事をご覧ください。

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Photo【追記】アサーンの50'ダブルドア・ボックスカーをアップグレードする過去記事を見つけました。Montford Switzer氏のMR誌1993年4月号p88-90です。その中に「製品のままでは車体高さが6スケール・インチ(=1.75mm)高いので、軟鋼板製のウエイトを車内へ移す」とありました。これなら、プラ板を追加する必要が無いことになります。また、魚骨のカプラーポケットをそのまま使うなら、ケーディーは#27(右図)、ポケットごと置き換える場合は#5とも書かれています。
 今回の記事のままのモールドだとすると、#5は不可能で、#27では0.7mmを噛まさなければならないはずです。また、試みる機会があると思います。
 なお、モデルはNYCジェード・グリーンの車で、タッチアップにはスケールコートのGNグリーンがマッチするとのことです。2013-08-05

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