10周年記念にHW客車をでっち上げる
A heavy weight passenger car model was finished for commemorating the 10th anniversary of my mail magazine "American Model Railroad News," and later combined blog "TransPacific Railroad."
ジャンク・ボックスを引っ掻き回わしていたら、RMC誌の70周年客車が出てきました。
ただし、屋根を黒に塗ろうとして側面に塗料が回ってしまったシロモノです。もちろん、都合よく汚れだけ落ちてくれるはずはありません。ベースはアサーンの古いヘビーウエイト客車で、展望車に必須の柵が失われています。
この展望台を塞ぎ、塗装とレタリングを新調して、我が鉄道の記念車両に仕立てたらどうでしょう。
この5月でメールマガジンの創刊から10年となりますし、通号も500を数えています。おまけに今年は還暦で定年、さらに初孫も生まれました。【画像はクリックで拡大します】
この客車シリーズは、以前にお伝えしたように、既に当方にはRMC誌70周年客車を含む5両が在籍していて、そのうち3両が展望車というチグハグな構成となっています。ですから、中間車へのコンバートには何の躊躇もありません。
早速、1.2mm厚のプラ板を切り出して接着しました。単に平板で塞ぐだけで、ドアなどのディテールは無しです。連結幌枠は、それらしい大きさのものを貼り付けました。
接着剤は歪よりも作業性と強度に重きを置いてMEK系とし、継ぎ目の補強はしていません。
下回りは、元展望台寄の床下ステップを撤去します。
台車は、付属していたダイキャスト製が白い粉を吹いていますので、荷物車から転用しました。荷物車には、40年前の天賞堂ドロップ製TR11を取り付けています。
細かくいうと、展望車に2軸のTR11では、首振りでステップに当たってしまうのです。それで、ステップの無い荷物車にこのTR11を取り付けて、その3軸台車をこちらへ転用したわけです。
まあ、荷物車のボルスター改造は車体高さを下げたり、ネジ孔を開けなおしたりと結構大変でしたが、すべての加工は夕飯後の数時間で終わりました。
塗色はもちろん、"売るほどの在庫"があるカスケード・グリーンです。既存の5両が赤、黄、濃緑、青ですから、淡緑色のBNグリーンでも変化を付けられます。
レタリングは、アルプス電気のMD-5500による自作デカールです。以前から使っていたMD-5000が故障したので、急遽、ネットオークションで中古品を調達しました。定価52,300円のところ、完動品を56,000円で落札しています。
ゴールドは透け気味ということで、2回の重ね印刷としました。
最初は文字の大きさを幕板一杯の高さに設定しましたら、他の車と釣り合いが取れないので、2割方小さめに作り直しました。
車内には手を加えません。これでHW客車6両が揃いました。納める箱も6両用です。
問題は、牽引機ですね。ヘビーウエイト時代ですから蒸気機関車はパシフィック機が似合うのですが‥・・。
6両は「HOガラクタボックス」に陳列しています。基本的な加工については「アサーンHW客車のウエイトとカプラー」をご覧ください。
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